TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【4月26日号】

GP2アジアシリーズで小林可夢偉がシリーズチャンピオンを獲得!

 開設2シーズン目を迎え、2008年後半から2009年の前半にかけて全6大会で行われてきたGP2アジアシリーズで、TDPドライバーの小林可夢偉が、シリーズチャンピオンを獲得した。

 GP2アジアシリーズの最終大会となる第6大会は、4月24日(金)から26日(日)に渡ってバーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキットで、F1バーレーンGPの併催レースとして行われている。
 小林は同大会に、2位に13ポイント差を付けてのランキング首位で臨んだ。

 24日(金)にフリー走行と予選が行われ、小林はフリー走行では6番手に留まったものの、予選ではトップに僅差の2番手タイムをマーク。トップにつけたチームメイトのジェローム・アンブロージオが、前大会のペナルティにより10グリッド降格となったため、小林がポールポジションを獲得。第1レースのポールポジション獲得ボーナスポイント(2ポイント)を追加することとなった。

 25日(土)午後3時50分に33周の決勝レースがスタート。ポールポジションの小林はスタートダッシュで遅れ、5番手でレースを開始した。序盤、ペースの上がらない前走車に阻まれる形となった小林は、トップ10勢では先頭を切って9周目にピットイン。左側のタイヤだけを交換してコースへ復帰した。
 その後ハイペースで周回を重ねた小林は、全車がピットインを終えた時点で3位に浮上。終盤、追い上げてきたアンブロージオにかわされたが、それでも4位でフィニッシュ。5ポイントを追加し、明日の最終レース(第2レース)を待たずしてシリーズタイトルを確定した。F1直下のシリーズで日本人がタイトルを獲得するのは初めてのこととなる。

TDPドライバー 小林可夢偉:
「正直ほっとしている。今日はスタートで出遅れたが、アジアシリーズチャンピオンを獲得することを目標としていたので、特に焦らずレースができた。単発で勝つことはできても、悪い時も粘って対処し、シリーズを通して戦い抜くことは大変だ。その意味で充実感はあり、チームには大変感謝している。更に、今年の最大目標であるGP2メインシリーズでのチャンピオン獲得に全力を尽くす」

TMG会長 兼 チーム代表 山科忠:
「GP2アジアシリーズのチャンピオンシップを獲得できて本当に良かった。おめでとうと言いたい。ヨーロッパに戻って、GP2メインシリーズでも良いレースを戦ってほしい。今日のチャンピオン獲得は、サードドライバーを務めるトヨタF1チームとしても喜んでいる」

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