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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.06.24 00:00
更新日: 2018.02.16 16:51

アウディ、ハイブリッド車両で2年連続ル・マン制覇


Audi R18 e-tron quattro、再びル・マン24時間レースを制す

● Audi R18 e-tron quattroが、史上2回目の優勝を獲得
● 優勝はデュバル / クリステンセン / マクニッシュ組

 6月23日 インゴルシュタット / ル・マン: アウディは、今年のル・マン24時間レースでquattroシステム搭載のハイブリッドマシンAudi R18 e-tron quattroによる2度目の優勝を獲得。優勝マシンをドライブしていたのは、ロイック デュバル(フランス)、トム クリステンセン(デンマーク)、アラン マクニッシュ(イギリス)の3人でした。

 当初から予想されていた通りアウディによる12回目の優勝獲得への道は、これまでになく過酷で困難なものでした。レギュレーション変更により、Audi R18 e-tron quattroはライバルのトヨタに比べ、満タンの燃料で走れる距離が平均で2ラップも少なくなり、より多くのピットストップで消費する時間を補う為に、アウディのドライバー達は更に速く走ることを求められる中、その困難な課題を見事に克服しました。

 今年は度重なる雨に見舞われ、混乱の多い展開となりました。雨は数多くのアクシデントを引き起こし、セフティカーが合計11回も投入され、さらにコース改修など合計5時間以上もイエローコーションとなりました。

 フロントアクスルを電気で駆動する3台のAudi R18 e-tron quattroは24時間をもっとも速く、もっとも低燃費で走り続け、その功績によりクリーンで速く、そして低燃費で走るプロトタイプカーに与えられるミシュラン グリーンXチャレンジの栄誉にも輝きました。

 今年も現地でレースを観戦していたAUDI AG取締役会会長ルパート シュタートラーは以下のようにコメントしています。「エンジニア達の革新的精神、チーム全員が持っていた高い責任感、そしてドライバー達の高い技術と極度の緊張にも打ち勝つ強い精神力に支えられ、アウディは12回目のル・マン優勝を達成することが出来ました。アウディ全社を代表して今回の勝利に貢献したすべての人々へ、心から感謝と祝福の意を表します。今回の偉業達成によりアウディが誇るハイブリッドシステムや最新のテクノロジーが、将来のクルマ作りに大きく貢献することを確認出来ました」。革新的ラジエター、夜間にコーナーをより明るく照らすマトリックスビームLEDヘッドライトなどの技術が、ル・マンで大きなアドバンテージを生み出していました。