第81回ル・マン24時間耐久レースで、2号車アウディR18 e-トロン・クワトロをドライブし優勝を飾ったロイック・デュバルが、レース後ル・マン24時間初勝利の喜びを語った。
ユーロF3を戦った後、NAKAJIMA RACINGからフォーミュラ・ニッポンとスーパーGTを戦うために来日、以降日本でキャリアを積み、2009年にはフォーミュラ・ニッポン王者を、2010年にはスーパーGTタイトルを獲得したデュバル。
一方で、母国フランスで開催されるル・マン24時間にはクラージュ・オレカやプジョー908 HDi FAPを駆り参戦を続け、2012年からはともに日本で戦ったアンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエの後を追うようにアウディワークス入り。予選でもポールポジションを獲得し、決勝でも多くのスティントを担当。2号車優勝の原動力となった。
「ル・マンは偉大なレースであるとともに、多くの感情を呼び起こし、それでいてすごく疲労感のあるレースだ。今は僕自身、涙を流すことをこらえている状況なんだ。それに、このレースはアラン・シモンセンを失ってしまうような難しいレースだった」と初優勝となったレース後語ったデュバル。
「去年からチームはいろいろなことを僕にしてくれたし、素晴らしいパフォーマンスのマシンを用意してくれた」
「今回が僕にとって初めてのル・マンでの勝利なんだ。それも、トム・クリステンセンとアラン・マクニッシュという偉大なドライバーと組んで勝てたんだからね。僕のキャリアの中でも最高の瞬間だよ!」