WTCC世界ツーリングカー選手権で活躍するエングストラー・モータースポーツが、アルピナB6 GT3を使用してドイツ国内選手権であるADAC GTマスターズに出場することになった。
エングストラーは昨年の時点でBMW Z4 GT3を購入、今年1月のドバイ24時間レースではおなじみのリキモリ・カラーに彩られたZ4 GT3を走らせていたが、09年のニュルブルクリンク24時間にアルビナB6で参戦した実績があるほか、アルピナとエングストラーのワークショップが近く、長年親密な関係にあり、今回マシンの変更を決断したようだ。
エングストラーはADAC GTマスターズには1台体制で検討しているようだが、2台目の投入も視野に入れているという。アルピナB6 GT3は現在、『エボ・パッケージ』と称し、2011年モデルとして新たに8気筒自然吸気エンジンを搭載したモデルを製作。FIAの認可も通っており、間もなくポルトガルのポルティマオで行われるバランス・オブ・パフォーマンスに向け、仕上げにかかるようだ。
チームは長年、リキモリ・カラーで走っているが、今回のエングストラー/アルピナはどういったカラーリングになるのかも注目が集まる。