GTアソシエイションは9日、スーパーGT第8戦ツインリンクもてぎに向けたGTAドライビングモラルハザード防止制度のペナルティポイント表の最新版を発行した。最終戦となるもてぎでは、MOTUL AUTECH GT-Rのミハエル・クルムがペナルティポイント累積4点以上となったため、公式練習の最初の1時間の参加禁止となる。
GTAドライビング・モラルハザード防止制度は、「レースの観客に対し、プロフェッショナルなドライビング・バトルを見せ魅力的なレースを構築する」「不必要なレース中断を防止し、面白いレースを演出する」等の狙いで定められているもので、スーパーGTのレースや練習走行、予選等でこの制度に違反したドライバーに対しポイントを課し、累積ポイントにより罰則が与えられるもの。
クルムはスーパーGT第7戦オートポリスの決勝レースで、KEIHIN HSV-010と接触。スピンアウトさせたことに関してスーパーGTスポーティングレギュレーション第30条1 a)~e))(大会期間中いかなる場合においても「危険なドライブ行為」を行ってはならない……)によりペナルティが課され、累積ポイントが5に。これにより、次戦もてぎの公式練習の最初の1時間の参加禁止となった。