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F1ニュース

投稿日: 2010.04.10 00:00
更新日: 2018.02.15 19:18

シューマッハー早期引退のうわさをメルセデスが否定


 メルセデスのノルベルト・ハウグとニック・フライが、ミハエル・シューマッハーはチームとの3年契約を全うせずに再び引退をするのではとのウワサを否定した。

 シューマッハーは、今シーズンここまでの3戦で、予選、決勝ともにすべて若きチームメイトのニコ・ロズベルグに負けている。ロズベルグは35ポイントを稼いでいるのに対し、シューマッハーの現在の獲得ポイントは9ポイント。オーストラリアでは、シューマッハーはスクーデリア・トロロッソのハイミ・アルグエルスアリに22周にわたって押さえつけられるシーンもあり、そのため、41歳での復帰は間違いだったのではという声や、シューマッハーはメルセデスGPとの3年契約の満了を待たずに今季いっぱいで引退するのではとの推測も生じている。

 しかしメルセデスベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデントのハウグは、シューマッハーが2012年末までの契約を全うしないかもしれないとの推測を否定している。
「そんなことは絶対にない」とハウグはドイツのビルト紙に対して発言した。同紙は最近「シューミの凋落」という見出しの記事を掲載した。
「ミハエルのモチベーションは高く、彼はこのカムバックを長期的なものにし、長期的に成功を収めていきたいと思っている」
「マシンが(勝てる)力を発揮できるようになれば、ミハエルも勝てる。彼のここまでの成績は彼自身が原因なのではない。本当のファンなら、これまでどういった状況だったのか、なぜポイントが十分獲れていないのかを正確に理解しているはずだ」

 チームのチーフエグゼクティブであるフライは英通信協会に対し、次のようにコメントしている。
「彼は毎戦少しずつ学習しており、ゆっくりとだが着実にそれが形になりつつある。おそらく皆さんの期待どおりにね。私なら彼を見くびったりはしない」