更新日: 2018.02.15 18:16
ステファンGP、今週のテストをキャンセルも、一貴&ビルヌーブと契約へ
エントリー権を持たないまま2010年F1参戦を目指しているステファンGPが、今週予定していた最初のテストをキャンセルすることになった。しかしチーム代表のゾラン・ステファノビッチは、すでに中嶋一貴と合意に達しており、ジャック・ビルヌーブとも契約間近であると認めている。
ステファンGPは、25日からポルトガル ポルティマオで新車のテストを行う予定だったものの、公式タイヤサプライヤーであるブリヂストンからタイヤの供給を受けられないため、テストを取りやめた。
トヨタTF110を手に入れ、トヨタ・モータースポーツGmbHとの間で技術支援に関する契約を結んだステファンGPは、エントリー枠が空くのを待っている状態だ。USF1は参戦準備が進んでおらず、開幕4戦の欠場許可をFIAに対して求めている。しかし、同チームを支援していたYouTubeの創立者でありCEOのチャド・ハーレーに加え、スイスの投資会社ロクシュタインAGもプロジェクトから手を引こうとしていると報じられている。
ブリヂストンは、契約上、世界選手権に公式にエントリーを行っているチームにしかタイヤを供給することができない。このためステファンGPはタイヤの用意ができず、テストをキャンセルせざるを得なくなった。
しかしステファノビッチは、スパイゲートに関わった、マクラーレンの元チーフデザイナー、マイク・コフランを起用し、ドライバーとしては中嶋一貴とすでに条件面で合意したことを認めている。さらに、チームメイトとしてビルヌーブとの交渉も進んでおり、契約間近であるとも述べている。