今季F1参戦を狙うステファンGPのボス、ゾラン・ステファノビッチが、2010年F1のエントリー枠を14に拡大するようFIAに求めている。
現在エントリーを獲得していないステファンGPだが、トヨタの2010年のマシンを手に入れ、ステファンS-01として走らせる予定であり、今月末にはポルティマオで初めてのテストを行うことを明らかにしている。さらに、開幕戦が行われるバーレーンに機材を送ったとも述べている。
現在、新規チームのカンポス・メタ1とUSF1の今季参戦が危ぶまれており、ステファンGPは、そのどちらかが参戦できない場合に、空いた枠を獲得することを狙っている。
しかしステファノビッチは、枠が空くのを待つよりも、FIAがエントリー枠を14に拡大してくれればありがたいと述べた。ただし、その場合、自分たちのエントリーが即認められるとは限らないことは承知しているという。
「それが問題を解決する一番いい方法だと思う」とステファノビッチは英ザ・サン紙に対してコメントしている。
「エントリーはFIAが承認するシステムであることは十分承知している。したがって、我々のエントリーがすぐ認められるとは思っていない」
ステファンGPはすでに中嶋一貴と契約していると見られている。他にもラルフ・シューマッハーやクリスチャン・クリエンなどが候補として推測に上っている。