長年スーパーGT、フォーミュラ・ニッポンで活躍してきたロイック・デュバルが、2013年はアウディのドライバーとしてWEC世界耐久選手権にフル参戦することになった。
1日、FIAとACOはWECとル・マン24時間のエントリーリストを発表したが、これにあわせてアウディは2013年のドライバーラインナップを発表した。WEC、ル・マンともディフェンディングチャンピオンとなる1号車はマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエというトリオは変わらない。
一方、長年トム・クリステンセン/アラン・マクニッシュ/ディンド・カペッロというトリオで参戦していた2号車は、昨年ル・マン後にカペッロがプロトタイプカーからの引退を発表。その後はクリステンセンとマクニッシュがふたり、もしくはルーカス・ディ・グラッシなどを加えて参戦を続けていた。
そんな2号車のドライバーとしてアウディは、新たに昨年からアウディ陣営入りしていたデュバルを起用することに。今季の2号車はデュバル/クリステンセン/マクニッシュというトリオでWEC、ル・マンの全戦に参戦することになる。
また、ル・マン24時間とその前哨戦となるWECスパでは、3台目のR18 e-トロン・クワトロをエントリー。この3号車はマルク・ジェネ/ルーカス・ディ・グラッシ/オリバー・ジャービスがドライブする。
2006年に来日、フォーミュラ・ニッポンでは2009年に、スーパーGTでは2010年にチャンピオンを獲得していたデュバルは昨年アウディワークス入り。それまでは日本のレースに参戦するかたわら、オレカからル・マン24時間に挑戦していた。