今季スーパーGT300クラスでGAINER DIXCEL SLSをドライブしているビヨン・ビルドハイムが、今週末に開催されるWEC世界耐久選手権第4戦サンパウロでグリーブス・モータースポーツのザイテックZ11SN・ニッサンをドライブすることになった。

 9月1日に決勝レースが行われる第4戦サンパウロ6時間は、第3戦ル・マン24時間以来ひさびさとなるレース。すでに多くのエントリーが確定しているが、日本で長年レースキャリアを積んできたビルドハイムが、WECデビューを飾ることになった。

 WECのLMP2クラスでもトップチームのひとつであるグリーブス・モータースポーツから発行されたリリースによれば、ビルドハイムはクリスチャン・ズゲルとグンナー・ジャネットとトリオを組み、41号車ザイテック・ニッサンをドライブする。

 ビルドハイムは2003年に国際F3000のチャンピオンを獲得し、ジャガーF1チームのテスト&リザーブドライバーを務めた後来日。スーパーGT500クラスとフォーミュラ・ニッポンで活躍し、2013年からはGAINERに加入。GT300クラスでGAINER DIXCEL SLSをドライブしていた。

「我々はビヨンのような速く、経験があるドライバーをサンパウロ戦に迎えることができて嬉しく思う。ビヨンがこれまでさまざまなレースで成し遂げてきた実績は印象的で、我々のインテルラゴスでのレースにいい影響を与えるだろう」と語るのはチーム代表のジェイコブ・グリーブス。

 また、ビルドハイムは英AUTOSPORTに対し、「日本で長年経験を積んで、こうしてヨーロッパのチームから参戦できて嬉しく思うよ。テストのチャンスはなかったけど心配していない。富士ではLMP2よりもスーパーGT500クラスのマシンの方が速かったくらいだから、すぐに対応できるはずだ。インテルラゴスは2002年の前にも走ったことがあるし、04年にはジャガーで金曜プラクティスも走ったことがあるからね」と語った。

「グリーブスとの契約は1戦限りだけど、他のヨーロッパのチームにもアピールできるようにしたいと思っている。僕はアンドレ・ロッテラーやロイック・デュバルがWECでアウディのシートを獲得したようにしたいんだ。彼らはWECで戦っているけど、まだ日本でもレースをしている」

 英AUTOSPORTは、今回のビルドハイムの契約により、グリーブス・モータースポーツと日本のGAINERがWEC第6戦富士で提携するのではないかと報じているが、GAINERはオートスポーツwebの取材に対し、「現時点ではノーコメント」としている。

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