投稿日: 2015.11.27 00:00
更新日: 2018.02.17 11:49
更新日: 2018.02.17 11:49
フェラーリ、シェルの燃料開発で「1周0.5秒の向上」
(Translation:Tomohiro Yoshita/オートスポーツweb )
今シーズンのコンストラクターズ選手権で2位を獲得したフェラーリ。昨年から今年にかけて進歩したマシンパフォーマンスの影には燃料、潤滑油を供給するシェルの力があった。
前年のランキング4位から一転しブラジルGP終了時点で3勝をマーク。ここまでチームが躍進できた背景にはパワーユニットのパフォーマンス向上も大きかったが、それと同じくらいシェルが開発した今季仕様の燃料と潤滑油も影響していたという。
シーズン中のパワーユニットのアップグレードに合わせてシェルも計5種類の燃料を新しく持ち込み、供給していた。シェルのイノベーションマネージャーであるガイ・ラブトは、次のように語っている。
「我々の開発プログラムは常に積極的でいる」とラブト。
「今年新しい5つの燃料製剤を供給した。その結果、パワーユニット全体のパフォーマンスを25%向上させることができた。これは相当なマージンとなったよ」
「実際サーキットのラップタイムにすると、1周あたり約0.5秒の向上。1レース全体で計算すると約30秒の向上につながった」
「シーズン中のパワーユニットのアップグレードに合わせて、我々も燃料を最適化させ、その時々に合ったベストなものを供給。これをフェラーリとともにシーズンを通して行ってきた」
来季もパワーユニットの開発が一部認められる。そうなれば燃料と潤滑油がもたらす役割はまた重要なものになるとラブトは考えている。
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