ホンダは8日発表した2013年のモータースポーツ活動計画の中で、今季のスーパーフォーミュラ参戦体制を明らかにした。多くのチームでドライバーが移籍したほか、今季もシリーズ数戦に佐藤琢磨がスポット参戦するという。
新たにスーパーフォーミュラへと名称が変わり、マシン名称も『SF13』と改められる日本のトップフォーミュラ。昨年、伊沢拓也と塚越広大がチャンピオンにあと一歩と迫ったホンダ陣営は、大幅にドライバーラインアップを変更して“SF元年”に挑むこととなった。
昨年タイトルを争ったDOCOMO DANDELIONは、伊沢は残留するものの、塚越がスーパーGTと同じREAL RACINGに移籍。国内トップフォーミュラで初のフル参戦となる中山友貴とコンビを組む。一方、塚越が抜けたDOCOMO DANDELIONには、新たにインディカーでの実績をもつ武藤英紀が加入。ひさびさのビッグフォーミュラでのシーズンに挑むこととなった。
また、ドライバーが残留となるのはNAKAJIMA RACING。小暮卓史、中嶋大祐のドライバーコンビは変わらず。TEAM無限の16号車も山本尚貴が今年もステアリングを握る。ただ、TEAM無限は今季初めての2台体制となり、小林崇志がスポットで、さらに今年も開幕戦とシリーズの数戦に佐藤琢磨が参戦することとなった。
「ホンダはやはり勝たなければならない。今年こそチャンピオンを獲ります」とスーパーフォーミュラ参戦ドライバーを代表し語った塚越。ホンダドライバーによるタイトル奪還を目指し、ドライバーたちは皆引き締まった表情をみせた。