ポルシェとのワークスドライバー契約が発表されたフレデリック・マコウィッキが、自身にとってポルシェは特別な存在なのだと語った。
今季はスーパーGT500クラスでウイダー モデューロ HSV-010をドライブするとともに、WEC世界耐久選手権のLM-GTEプロクラスにアストンマーチン・レーシング(AMR)から参戦していたマコウィッキ。先日、来季はポルシェ・モータースポーツのGTチームの一員として活動することが発表された。
ポルシェ・カレラカップ・フランスやフランスGTなどでスポーツカーレースのキャリアを重ねてきたマコウィッキは、今回のポルシェ加入について次のように語っている。
「マニュファクチャラーとともに働くことは素晴らしいことだ。ただ、ポルシェは僕にとって特別なんだ。僕がスポーツカーのキャリアを始めたところだからね」とマコウィッキ。
「ここに至る時期はとても遅くなってしまったけれど、素晴らしいチャンスだと思っているよ」
ポルシェ・モータースポーツを率いているハルトムート・クリステンは、マコウィッキを「最速かつ最も経験のあるGTドライバーのひとり」と評し、以前から気になるドライバーのひとりだったのだとコメントした。
「フレッドはポルシェ・カレラカップ・フランスで2010年にチャンピオンになった。彼のことはもちろん覚えていたよ」
「かねてから心に残っていたドライバーのひとりだったんだ。13年にアストンマーチンで素晴らしい活躍をしたからではなくてね」
スーパーGT500クラスでマコウィッキとともに今季を戦った童夢は、14年度の契約を保有していたものの、家族からの反対があったため契約を解除して欲しいとのマコウィッキの要望を受けて、契約に関する権利を放棄したことを明らかにしている。
またWECを戦っていたAMRも、14年のマコウィッキとの契約に関するオプションを保有していたと言われているが、マコウィッキによると「合意に至らなかった」ということだ。