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F1ニュース

投稿日: 2010.07.19 00:00
更新日: 2018.02.15 21:11

マルコ「怒りたいのはウエーバーよりベッテルの方」


 イギリスGPでのレッドブル・レーシングのフロントウイング問題についてマーク・ウエーバーが終結宣言を行ったが、レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、再びウエーバーを批判する発言を行っている。

 イギリスGP土曜フリー走行でベッテルが装着した新スペックのフロントウイングが破損した後、チームは予選に向けてウエーバー車の新フロントウイングを外してベッテルに与えた。ウエーバーはこれに対する怒りを言葉に表し、これが大きく報道されたことで、再びレッドブル内のベッテル優先問題に注目が集まった。しかしレース後、彼はチームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーと話し合いを行い、わだかまりは解けたとのコメントを発表している。

 しかしマルコは、文句を言いたいのはウエーバーよりベッテルの方であるとほのめかして、再びウエーバーを批判した。マルコはトルコGPのベッテルとウエーバーの接触の際にもウエーバーを一方的に非難し、周囲からの批判を集めている。

「ウエーバーは何を望んでいるのか私には分からんね」とマルコはドイツのアウト・ビルト誌に対してコメントしている。
「新しいウイングを与えられたのは、ランキングで上位に位置し、フリー走行3回目で速い方のドライバーだった。非常に論理的な決定だった」

「マークが、我々とベッテルが彼に対して陰謀を企てていると想像しているなら、彼は間違っている」と彼はアウト・モーター・ウント・シュポルトのインタビューで述べている。
「私がベッテルなら、逆の疑いを持つ。トラブルが続いて出ているのはどちらのマシンだ? マークにスパークプラグ、ホイール、ブレーキ、シャシー、ギヤボックス、ノーズのトラブルが出たかね?」
「マークは素晴らしいシーズンを送っており、大きく飛躍した。だがこのチームによるところが大きいということを忘れるべきではない。彼は2年前どういう状態だった? グランプリで勝つことを夢に見ることさえできなかったじゃないか。我々としては、誰がチャンピオンでも全く構わない。それがレッドブルのドライバーであることが重要なのだ」