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ル・マン/WECニュース

投稿日: 2013.06.23 00:00
更新日: 2018.02.16 16:49

ル・マン24時間:2号車リード続く。トヨタ追走


 第81回ル・マン24時間耐久レースは、スタートからちょうど折り返しにあたる12時間が経過した。首位は依然として2号車アウディR18 e-トロン・クワトロで、2台のトヨタTS030ハイブリッドがこれを追っている。

 午後10時を過ぎ、すっかり夜の闇に包まれたサルト・サーキット。レースは序盤をリードした1号車アウディR18 e-トロン・クワトロがクランクセンサーのトラブルにより後退した後、首位は2号車アウディに。アラン・マクニッシュのドライブで10周〜11周の1スティントで首位をキープし続けている。

 2号車アウディに対し1周の差をつけられているものの2番手に続くのは、8号車トヨタTS030ハイブリッド。次いで7号車トヨタが3番手。夜に入り8号車はアンソニー・デイビッドソンがステアリングを握り、7号車はニコラス・ラピエールがドライブしている。4番手につける3号車アウディは、8時間前後のセーフティカー時にピットインした際、ガレージに入りカウルを交換。7号車から1周の差をつけられている。

 大きく遅れた1号車アウディは、アンドレ・ロッテラーのドライブで追い上げを敢行。開始12時間の時点で総合10番手までポジションを上げたが、いまだにトップの2号車とは10周の差がついている。

 LMP2クラスは、変わらず24号車、35号車とOAKレーシングのモーガン・ニッサンがワン・ツーでレースをリードしている。3番手には38号車ザイテック・ニッサンが、4番手には26号車オレカ・ニッサンが続く。開始11時間の時点でクラス13番手を走行していたHVMステイタスGPのローラが、11時間18分過ぎにHVMステイタスGPのローラB12/80・ジャッドが激しくクラッシュ、この影響でセーフティカーが導入されている。

 一方、開始8時間前にクラッシュした25号車オレカ・ニッサンはリタイア。また、ピットで長い時間修復作業を行っていた28号車ローラB12/80・ニッサンもリタイア届けが出され、25号車の中野信治、28号車の井原慶子ともに、今年のル・マンはリタイアとなってしまった。

 LM-GTEプロクラスは、92号車ポルシェ911 RSRがトップ。99号車アストンマーチン・バンテージ、97号車アストンマーチンと、3台が同一周回でバトルを展開している。小林可夢偉が夜のドライブを行っている71号車フェラーリ458は現在6番手だ。