その迫力とスピードで、多くのファンを虜にするモータースポーツ。ただ、その主役であるレーシングドライバーのテクニック、レーシングカーの凄さというのは、テレビや観客席から見ていてもなかなか伝わりにくい。そんな“凄さ”を体感するのに、ピッタリのイベントがあるのでご紹介しよう。
それは、2013年から日本人初のル・マン24時間ウイナーに輝いた関谷正徳氏が立ち上げたシリーズ、インタープロトシリーズだ。ピュアなモータースポーツを標榜し、富士スピードウェイ周辺のガレージが結集して作り上げられたワンメイクカー“Kuruma”は、空力や電子制御を抑えドライバーのテクニックが最大限に発揮できるように配慮されており、プロドライバーもチャレンジのし甲斐があるシリーズとなっているのが特徴だ。
さらに最大の特徴のひとつと言えるのが、同乗体験走行。スーパー耐久クラス1に参戦できるポテンシャルを備えた“Kuruma”には、実は助手席が備えられている。この助手席に座り、レーシングドライバーのテクニック、モータースポーツの魅力と奥深い世界を知ることができる……と、ここまでならば通常のイベントにもあるが、さらにインタープロトの同乗体験走行が凄いのは、模擬レース形式で行われることだ。
通常、レーシングカーの同乗試乗は単独で行われるが、このインタープロトの同乗体験では、実際のレースをマシンの中から見るような体験をすることができるのだ。インカービデオを見るのとは違い、マシンの振動や音、そして強烈なGを感じることができる。
走行はグリッドからスタートするので、まさにレーススタートに近い感覚。次から次へとやってくるGの中で、ドライバーが真横で披露するテクニックには驚くはず。サーキット走行をしたことがない方なら、モータースポーツに対するとらえ方が一変すると言ってもいいだろう。こんな画期的な同乗体験ができるのは、インタープロトだけだ。
昨年7月のオープニングレースから大人気を得ているこのインタープロト同乗体験走行は、2014年シーズン最終戦(11月2日開催)でも行われるが、この同乗体験走行に、オートスポーツweb読者の方4名様をご招待します。ただし(1)高校生以上(2)身長150cm〜180cm(3)体重80kg以下、という3つの参加要件をクリアすること。残念ながら純レーシングマシンなのでコクピットがタイトで、しかも助手席もバケットシートなので、大柄な人は乗り込むのが難しいのだ。
応募方法は下記リンク内のフォームに必要事項を記載し送信してください。当選者には当日のペア入場券も発送させていただきます。締め切りは10月26日(日)24時まで。
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ちなみに、オートスポーツwebヒラノも昨年同乗させていただいたので、その様子をお届けしよう。ウエット路面であまりマシンの調子が良くなかったことからかなりゆっくりだが、雰囲気はご理解いただけるはず。
インタープロト・シリーズ『Kuruma』同乗走行体験