全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦富士の決勝レース2で表彰台を獲得したドライバーが、レース2の戦いを振り返った。
●アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S):決勝レース2 優勝
「もちろん今日はすごく良いレースだったと思うよ。今回いちばん僕が心配していたのはスタートで、これまで一度もうまくできていなかったからね。だけど、うまくスタートすることができた。ジェームス(ロシター)のアドバイスのおかげだよ(笑)。
もうひとつの心配としてはピットストップがあったんだけど、チームがしっかりと正しい方向にタイヤを付けてくれると信じていたよ(笑)。だから本当に嬉しいね。
レース序盤にダンロップコーナーでフラットスポットを作ってしまい、ペースが悪くならないか様子を見てからピットストップを行ったんだ。その後のJPとのバトルは本当にいいバトルだったんだ。観ている人にはそうは見えなかったかもしれないけど、コンマ1秒をお互いに削るようなバトルだった。本当にいいレースができたと思うよ」
●ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL):決勝レース2 2位
「やはり今回もスタートが大事なレースだと思っていたんだけど、今回は素晴らしいスタートとはいかなかったね。ポジションを守るのが精一杯で、一貴が後ろから迫ってきたので守るのも難しかった。その後はとにかくアンドレと同じペースで走ることを心がけて、ピットインのタイミングをいつ行うかをずっとチームと相談していた。
その結果、アンドレのすぐ後に行うことにしたんだけど、ほんのわずかな差だったね。もう1秒ピットのタイミングが早ければ勝負ができたかもしれないね。アンドレもさっき言ったとおり、最後の15周くらいはコースの1インチを削るようなレースができたと思う。彼にもプレッシャーをかけてミスを誘うつもりだったけど、アンドレはその程度で揺らぐようなドライバーじゃなかったね(笑)」
●中嶋一貴(PETRONAS TOM'S):決勝レース2 3位
「いつものようにはスタートがうまくいきませんでしたね。僕がどうこうというより、前の2台がいいスタートをしたんだと思います。スタートではポジションを上げることはできませんでしたが、そこからピットストップまでのペースはレース1よりも相対的に良かったと思います。
ピットに入ってからはちょっとギャップが開いてしまって、どちらかというと前よりも後ろのペースを見ながらのレースになってしまったと思います。次回も富士ですし、もう少し上にいけるように時間をかけてゆっくり見直して、次回良いレースができるようにしたいと思います」