30日、都内のホテルで日本自動車連盟主催による『JAFモータースポーツアワード2012』が開催され、全日本選手権やFIAインターナショナルシリーズの上位を獲得した各シリーズのドライバーや上位ドライバーが顔を揃えた。
国内シリーズのシーズンの締めくくりとして行われるこのJAFモータースポーツアワードでは、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンをはじめスーパーGT(GT500クラス/GT300クラス)をはじめ、全日本F3、全日本ラリー、全日本ジムカーナ、全日本ダートトライアル、全日本カートなどの全日本戦、FIA代替エネルギーカップ、JAFカップオールジャパン等の各シリーズのチャンピオンドライバーや上位ドライバーが表彰を受けた。
ふだんはレーシングスーツに身を包んでいるドライバーたちは、今回の表彰式に向けドレッシーなスーツやタキシードに着替え登場。コ・ドライバー部門で女性が多い全日本ラリーでは、JN4王者の足立さやかをはじめ女性ドライバーたちも美しいドレス姿でトロフィーを受け取った。
フォーミュラ・ニッポンの外国人ドライバーの中には残念ながら欠席したドライバーもいたものの、GT300王者の峰尾恭輔&横溝直輝、GT500王者の柳田真孝&ロニー・クインタレッリ、Fニッポン王者の中嶋一貴と顔を揃え、改めてチャンピオン獲得を噛みしめた。
「今年はチャンピオンを取ると開幕戦前の冬の間からずっと言ってきていたので、この場に立つことができて本当によかった」と一貴が語れば、GT500で史上初の同一コンビ連覇を達成した柳田も「GT300の時からだと3年連続になるけど、こうしてチャンピオンとしてまた来られて嬉しい」と語った。
表彰式後には別室で、受賞者をはじめ関係者らが一同に会してパーティが開催された。ここでは改めてGTアソシエイション(スーパーGT)、日本レースプロモーション(JRP)日本フォーミュラスリー協会(全日本F3)という各レースプロモーターからトロフィーが授与されることに。
パーティでは異なるカテゴリーのドライバーが交流するシーンが見られたり、モータースポーツジャーナリストが選ぶ『ベストインパクトドライバー』を選出するトークショーを展開したりと、なごやかな雰囲気でシーズンが締めくくられた。