全日本F3選手権 第8/9戦 予選上位ドライバーコメント
■第8戦予選:PP 第9戦予選:3位
高星 明誠
(B-MAX Racing Team with NDDP/Car.No22/B-MAX NDDP F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「1回目はもっとタイムが出たように感じます。ちょっとポジション取りに失敗してアタックラップを1周損してしまったので。しかし、結果としてポールが獲れて良かったです。35秒台に入れたかどうかはタラレバですが、その可能性もあったと思います。2回目はほとんどセットを変えていなかったのに、ストレートがなぜか遅くなってしまって……。その原因を突き止めないと、決勝がつらいでしょうね。陽が陰っていたので、もっと伸びると思ったのですが、むしろ逆でしたね。その改善と、セットをアジャストしていかなければと思っています。とりあえず今日の決勝、ポールからスタートをうまく決めて、1〜2周目のうちに離していきたいと思います」
■第8戦予選:4位 第9戦予選:PP
松下 信治
(HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
「セクター1とセクター2が昨日の課題だったのですが、そこが1回目はベストに近い走りができていたんですが……。逆にセクター3が昨日は速かったので問題ないと思っていたのですが、帰ってきてデータを見たらそのあたりで、思ったほど行けていなかったのが惜しまれます。でも、2回目でそのあたりを改善したら、クルマのポテンシャルを完璧に引き出すことができました。それで結果としてポールポジションが獲れたのだと思います。改善したのは、自分の走りです。2回目で路面が少し変わるので、それを予想して走ったらちょうど良くなりました。レースはまた路面にラバーが乗るので、自分たちに有利だと思います。今日のレースは4番手からなのですが、追い上げて優勝します。速ければ、このコースでは抜けるので、自信を持って走ります!」
■第8戦予選:2位 第9戦予選:5位
勝田 貴元
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F312/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「1回目はミスしてしまったので、完璧にやればポールは獲れたと思うと、そのミスが痛かったです。予選1回目が弱アンダーで、路面コンディションが変化するから2回目はオーバ―になると読んでいたのですが、逆にひどいアンダーになってしまい、それが原因で沈んでしまいました。今日の決勝は2番手なので、スタートを決めて前に出て、そのまま独走できればと思っています。明日はあまり変に考えず、シンプルに抜いていきたいところですね」
■第8戦予選:3位 第9戦予選:2位
山下 健太
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F314/TOYOTA TOM'S TAZ31)
「1回目は失敗しましたね。2回目は普通にうまくまとめたので、2番手になったという感じです。1回目はみんな、だいたい計測始めて3周目で出ていたのですが、僕はその周にコカコーラコーナーで行き過ぎて……。次の周にタイムが出るはずもなく、そのまま終わってしまいました。だから、普通に行っていれば、トップと同じぐらいは出ていたと思うのですが……。決勝はこのところ、比較的いいつもりなので(笑)。富士は抜きやすいし、状況を見ながら上がっていきたいと思います!」
■第8戦予選:6位 第9戦予選:4位
高橋 翼
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING F312/HONDA MF204D)
「1回目は自分の焦りもあって、クルマに合わせられなくて。2回目は逆にそれがちょっと合わせられたと思ったのですが、詰めがトップと比べて甘かったのかもしれません。セクターがそれぞれちょっとずつ遅かったので、決勝に向けては改善していきたいです。金曜日の専有走行2回目でトップタイムを獲って自信にもなったのですが、今日はこういう結果になって残念です。正直、悔しいですね。その分、決勝で巻き返します」
■第8戦予選:9位 (N-1位) 第9戦予選:10位 (N-2位)
久保 凛太郎 F3-Nクラス
(TOCHIGI Le Beausset Motorsports/Car.No62/CG ROBOT ル・ボーセF308/TOYOTA TOM'S
3S-GE)
「富士は久々にフォーミュラで走ったのですが、トップを獲ることができました。1回目は差がほとんどありませんが、それはあんまり気にしていません。ただ、2回目はなぜか一発が出ず、結果的にベストタイムの周も特にセクター1が自分の中で遅く、逆にセクター2とセクター3は良かったので……。セクター1がうまく決まっていれば、小泉さんと同じぐらいのタイムにはなっていたと思います。でも、特に心配はしていません、決勝に関しては!」
■第8戦予選:10位 (N-2位) 第9戦予選:9位 (N-1位)
小泉 洋史 F3-Nクラス
(HANASHIMA RACING/Car.No6/Net Move Hanashima Racing/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「2回ともベストを尽くして頑張ったんですが……。1回目は僅差の2番手で、2回目はコンマ3秒差のトップ。決勝もそのまま行ってくれるといいですねぇ(笑)。昨日までの専有走行、今日の予選までは、こういう結果になるようにうまく組み立てることができました。でも、レースはレースで、1回、1回のセッションがコンディションそれぞれ違いますので、慎重に行きたいと思います」
■第8戦予選:12位 (N-3位) 第9戦予選:11位 (N-3位)
湯澤 翔平 F3-Nクラス
(KCMG/Car.No19/KCMG F308/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「1回目の予選は単独でうまくまとめられたと思うのですが、後ろを走っていた久保選手にスリップストリームを使われて、逃げ切られたという感じですね。あと小泉選手の方が一枚上手でした。ただ、専有走行に比べると自分も課題をクリアできていますし、非常にいい予選だったと思います。2回目に関してはセクター2までいいペースで来て、セクター3が決まればという感じだったのですが、ダンロップコーナーのブレーキングを失敗してしまったのが悔やまれます。そこからの上りで失速しているので、コンマ5秒ぐらい損をしていますから。この反省は決勝に活かしたいと思います」
■第8戦予選:14位 (N-5位) 第9戦予選:13位 (N-4位)
山口 大陸 F3-Nクラス
(TAIROKU EXCEED/Car.No28/TAIROKU EXCEED/TOYOTA TOM'S 3S-GE)
「今回はフロントとリヤのバランスを変えて、今までアンダーステアに苦しんでいたのをフロント寄りに調整してきたのですけど、それがあんまり……。フロントはともかくリヤのバランスがどうにも、ニュータイヤを履いてグリップが上がった状態でも芳しくなかったです。そのあたりのデータがないのが苦戦している理由なんですが、決勝に向けては前後のバランス調整を含め、いろいろトライして挽回していきたいと思います」