11月に行われたJAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP。この中で行われた、往年の名ドライバーによるENEOS SUSTINA LEGEND CUPでは、レースでファンを盛り上げる多数の“ペナルティ”が出されることとなったが、この中で2回のペナルティを課された土屋圭市ARTA Projectエグゼクティブアドバイザーが、『場内清掃』のペナルティをこなした。
ホンダCR-Zを使って争われたENEOS SUSTINA LEGEND CUPでは、事前に「ぶつけたり壊したりしないように!」と厳重なお達しが出ていたものの、1周目で土屋と舘信秀が接触。コース内のタイミングモニターには、「#2 土屋選手には修理代支払いのペナルティ」というペナルティが課された。
また、ジャンプスタートの舘と寺田陽次郎には「#36 82 ジャンプスタートでしたがこのままいきます。あとで怒ります。」のペナルティが、さらにレース中にメインストレートで2回以上蛇行した土屋には、「ストレートで2回以上蛇行走行のため、場内清掃のペナルティを科す。」というペナルティが発表され、場内は白熱のレースに興奮しつつ、大爆笑に包まれていた。
そんな土屋に対するペナルティは、公式レースではないので“強制力”はなかったため、土屋はペナルティを“消化”してはいなかった。しかし、10日に富士スピードウェイで行われたナンバー付き車両によるイベント『FISCO SPECIAL STAGE TRIAL第4戦』に訪れた土屋に“呼び出し”が。
土屋はブログに、「仕事でFSWに行きました。仕事です。大切な事なので2度言いましたよ!! ですが……レース事業部の偉い方に呼び出され、いつになったら出頭するのか……と!」とペナルティ消化を勧告(?)されたと綴る。
「なんなら今、すぐこの場でペナルティーを消化させていただきます」と土屋はおなじみのグリーンのレーシングスーツの上に富士スピードウェイのスタッフ用のキャップ、ブルゾンをはおり、軍手とホウキを装着しいざコース清掃に。
オフィシャルに混じってコース清掃を行った土屋は、「寒い中ブツブツ言いながら行いましたので、皆さんお許しください」とブログに綴っている。あの“ドリキン”土屋圭市のコース清掃、他ではあまり見られないかも!?
土屋圭市のレジェンドカップペナルティ消化の様子(K1 PLANNING)