10日、2014年のスーパーGT500クラスに関口雄飛と組み、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHから参戦することになった脇阪寿一が、今季の意気込みを語っている。

 3度のスーパーGT500クラスチャンピオンである寿一は、2012年〜13年と2年間サードに在籍したが、12月にサードからの離脱を告白。また、1月30日に発表されたレクサス・レーシングのGT500クラス体制発表でも寿一の名はその中になく、去就が注目されていた。

 しかし10日、多くの噂があったとおり、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHへの寿一加入が発表された。パートナーはスピードに定評のある関口。昨年ニッサンGT-Rをドライブし本山哲と組んでいた関口は、今度は寿一と組むことになる。

 体制発表後、寿一は「長い間お待たせし、ご心配をおかけしました。大変申し訳なく思います。シーズンオフの間、僕のブログやTwitter、Facebookにたくさんの温かいメッセージを頂き、日々感謝していました」と時間がかかったことに対しファンに感謝の気持ちを語った。

 例年寿一はオフにプロ野球選手やプロゴルファーたちとグアムでトレーニングを行っているが、このオフの心境について、「自分としては、スーパーGTを走るか走らないか解らないまま新年を迎え、例年通りグアムでの自主トレーニングに向かい、これでいいのか!? トレーニングより色々な交渉をしないといけないのではないか!? と、どのようにモチベーションを保つか、辛い状況もありました」と語る。

「しかし、ともにトレーニングに励むアスリートの仲間たちや、グアムまで連絡をいただいた色々な方々、そしてファンの方々の優しさにふれ、自分の選択は間違いないと、ここまでやってこられました。今となればそれが正解。本当に感謝しています」

 寿一は今季の目標について、「色々な方々に生かされている事を意識し、しっかり働いていきたいと思います。走り続ける! 成績を出す! サーキットの来場者数を増やす! 車の楽しさ、素晴らしさ、モータースポーツの素晴らしさを伝える!」といった多くの目標を掲げる。

 今季、トヨタはモータースポーツ活動について、マーケティングの強化を目指し体制を変更する。寿一も「僕としてはここ10年、言い続けている事。得意分野です」というとおり、ファンに愛される寿一の存在は新たなトヨタ・モータースポーツの活動には必要だ。寿一によれば、スーパーGT、ニュルブルクリンク24時間以外の活動の予定もあるという。

 関口、そしてレーシングプロジェクトバンドウとの組み合わせでいったいどんなチームがスーパーGTに生まれるのか、興味が尽きないところだ。

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