スーパーGT第1戦岡山の予選でGT300クラスのポールポジションを獲得したOGT Panasonic PRIUSの新田守男、嵯峨宏紀のふたりが、予選について語った。
GT300クラスポールポジション:OGT Panasonic PRIUS
新田守男
「テストから比較的タイムも良い状態ではあったのですが、実際のレギュレーションに正確に合った状態でテストをしていなかったので、本来のレギュレーションになったときにどうなるのか不安な状態でもあったんです。今年はチームのスタッフやトヨタさんのおかげで一番最初のテストからほとんどトラブルがない状態で、ハイブリッドも今までより少し熟成するような形で車の開発もどんどんできていたので、今回岡山に来るまでにいろいろなテストができたのが大きかったのではないかなと思います。また、ヨコハマタイヤが今回、レースに向けて非常に良いタイヤを用意してくれたのですが、予選でも良いコンディションで走ることが出来ました」
「正直、Q1でStudie BMW Z4が出している1分26秒台は難しいかなと思いながら走っていたのですが、なんとかGT500と同じコーナリングで行けたらと思いながら、そういった気持で走れたので、そうした意味でもポールポジションが獲れてよかったなと思います。岡山はなかなか抜きづらいコースですが、ポールポジションからスタートするので良いレースができればいいなと思っています。一番懸念しているのは明日の天候で、GT3勢は電子デバイスを備えているので、雨だとかなり不利になることを想定しているのですが、雨になった場合でも諦めずに表彰台に立てるように頑張りたいと思います」
嵯峨宏紀
「開幕前のテストではトップタイムだったので、持ち込みの状態では悪くはないだろうと思っていて、フリー走行もそんなに悪いタイムではありませんでした。ただ、予選に向けてセッティングを行った中で、Q1に関しては完璧な状態ではなかったということもあり、ちょっとタイムが伸びませんでした。今回はフリー走行であまり乗る時間がなく、あまり練習できないままになってしまって、自分としては不本意なタイムではありました。ただ結果として、新田さんがQ2に行った時にすごく良いバランスでトップタイムを出すことができたので、チームとしても喜んでいました。岡山の決勝は過去2年は最初のスティントで車のトラブル等があり、全く走っていないのですが、予選をこの位置で終えることができたので、決勝はやるだけだなと思います」