インディカー・シリーズで活躍する佐藤琢磨のファン感謝イベント『Takuma Club Meeting 2015』が12日、東京・代々木の山野ホールで開催され、およそ500人のファンが訪れた。
琢磨のファンには嬉しい、毎年オフシーズンに開催されている恒例イベント。今回もトークショーや質問コーナーに加え、琢磨が実際に使用したレーシングスーツやヘルメットなどの特別展示も行われた。さらに今年はインディカー参戦100戦記念企画と題して、参戦100戦記念のヘルメットや2014年にインディ500で使用したマシンのショーカーが展示され参加したファンからの注目を集めた。
トークショーでは、自動車ライターの大谷達也氏を交えて今シーズン全戦を振返り、各レースのポイントを解説。第13戦ミッドオハイオでインディカー参戦100戦目を迎えたことについては「気が付いたらインディカーで100戦目を迎えていました。うれしいのですが、気持ち的にはひとつの通過点という感じです。(ミッドオハイオでは)毎日セレモニーをしていただいて引退じゃないかと思いましたね(笑)」と笑いを誘う場面も。また、気になる来年の体制について琢磨は「今は調整中です。そんな遠くない未来にわかると思います」と明確な発表はされなかったが、インディの継続参戦が既定路線で間違いないだろう。
トークショーの最後は集まったファンへ感謝のメッセージを送り、イベントを締めくくった。
「みなさんから声援を頂き、アメリカで走って6年目を迎えました。自分自身、まだまだ若いつもりでやっていますが、周りを見ると上から数えた方が早い年齢に入ってきました。でも、気持ちも体もやる気に溢れています。こうしてみなさんに応援していただいて感謝の気持ちでいっぱいです」
イベントではその他にも、質問コーナーや実際に使用したサイン入りレーシンググローブなどレアな景品がもらえるプレゼント抽選会&じゃんけん大会に加え、来場した参加者全員との握手会も実施された。最後は松本浩明カメラマンが琢磨と参加者全員の記念写真を撮影し、イベントは盛況のうちに幕を閉じた。