スーパーGT500クラスに参戦するウイダー モデューロ 童夢レーシングは26日、東京・青山のホンダウエルカムプラザで、2014年の参戦体制について発表。ウイダーインゼリーの新ロゴを纏ったカラーリングもお披露目された。
長年GT500クラスに参戦、今季はすでに山本尚貴、ジャン-カール・ベルネイのコンビでニューマシン、ホンダNSXコンセプト-GTで挑むことが明らかにされているウイダー モデューロ 童夢レーシング。これまでオフのテストでは、シルバーとブルーのカラーリングで走行はしていたが、サイドの部分には、ウイダーのロゴと『NEW LOGO 3.26 debut!』と記されていた。
そんな中迎えた“3.26”のチーム発表会。ウエルカムプラザには一般のファンも詰めかける中、山本、ベルネイ、天澤天二郎監督、童夢鮒子田寛社長らが出席。今季に向けての意気込みを語った。
また、同時に公開されたウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTは、24日までの富士テストでのカラーリングから、新たに発売から20周年を迎えたウイダーインゼリーの新ロゴが加えられ新鮮な印象となった。チームは今季もウイダー、そしてモデューロの強力なバックアップを受け戦うことに。モデューロは今季、新GT500車両のホイールも供給。この新ホイールから得られる情報をもとに、次世代軽スポーツモデル用純正アクセサリーを開発するという。
「昨年は非常にチャレンジングな1年でしたが、今季はNSXコンセプト-GTにスイッチし、スーパーフォーミュラ王者の山本尚貴選手、ミシュランタイヤを継続したということはエンジニアリング面からはありがたいと思っています。必ずや、昨年を上回る成績を残したい」と天澤監督。
また、2年連続で童夢18号車をドライブする山本は「今季、チームメイトは変わりましたが、信頼のおけるスタッフ、メカニック、ウイダー様、モデューロ様の変わらぬ強力なバックアップのもとシーズンに臨めるのが、自分の強力な武器です」と語る。
「これまでテストは順調に消化できていますし、開幕から素晴らしいパフォーマンスを発揮できるように、そしてNSXコンセプト-GTを表彰台のいちばん高いところに導けるように全力を尽くしたいと思います」
一方、今季スーパーGTに初参戦となるベルネイは「チームの一員になれたことを誇りに思うよ。岡山のテストではたくさんのファンが集まっているのを見て、このチームはとても愛されているのだとも感じたんだ」と語った。
「スタッフがとてもハードに頑張ってくれているし、とても信頼しているよ。彼らに応えるリザルトを残したいね」
今季、GT500クラスでは新たな車両規定となるが、開幕戦に向けてまだ戦力図は見えてこない。昨季タイトルを争ったウイダー モデューロ 童夢レーシングの今季の戦いに、注目が集まる。