全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦は28日、スポーツランドSUGOで公式予選が行われ、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)がポールポジションを獲得した。
Q1
午前に引き続き快晴のもと、13時10分より始まった20分間の予選Q1では、セッション序盤から多くのマシンが走行。タイムシート上位は1分7秒台前半で推移していく。そのなか、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が開始後5分というところで1分7秒307を記録して首位に。その後、セッション残り8分には、終盤に先駆けてデュバルが小暮のタイムをコンマ3秒上回ってトップに立つ。
残り5分になると、各チームとも再びコースへ向かいアタックを開始。チェッカーを前に続々とタイムが更新されていくことに。中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、山本尚貴(TEAM無限)と1分6秒台に入れてトップタイムをマークしていくが、続いたデュバルがさらに刻む1分6秒271を記録して首位に立つと、そのままチェッカー。デュバルがこのセッションのトップとなった。2番手に山本、3番手に一貴が続いている。
一方、安田裕信(KONDO RACING)、平手晃平(P.MU/cerumo・INGING)、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)、中山友貴(HP REAL RACING)、リチャード・ブラッドレー(KCMG)の5人はこのセッションで予選を終えている。
Q2
Q1を勝ち上がった14台が7分間で争うQ2は、山本を先頭に各マシンがコースインしていくと、2周目から本格的なアタックが行われていく。タイムシート上位は1分6秒台前半をマークしたマシンが名を連ねていくなか、一貴の記録した1分6秒128がこのセッションのトップタイムとなった。デュバルが2番手、3番手には国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)が入っている。
また、アタック中に若干コースアウトを喫した山本は、その後のアタックで持ち直して7番手でQ2突破。セッション終盤までノックアウト圏内だった佐藤琢磨(TEAM無限)も、最後のアタックで6番手につけるタイムを記録してQ3進出を果たした。
このセッションで脱落となったのは、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、平川亮(KYGNUS SUNOCO)、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、塚越広大(HP REAL RACING)、武藤英紀(DOCOMO DANDELION)となっている。
Q3
Q1、Q2から進出を果たした8台がポールポジションをかけて7分間のタイムアタックを行うQ3。残り5分というところで各マシンともコースへ向かっていくが、朝から速さを見せるデュバルがここでも速さを発揮。1分6秒141をマークすると、明日の決勝でのポールポジションを決めた。
フロントロウには、予選Q1から好タイムをマークしていたポイントランキング3位の山本が続き、3番手にアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がつけた。4番手にはロッテラーの僚友の一貴が並んでいる。
また、スポット参戦ながらQ3進出を果たした琢磨は、8番グリッドから明日の決勝をスタートすることとなった。