オートスポーツ琵琶湖スポーツカートシリーズの開幕戦が4月25日に行われ、#2 アフェクション@ハーテリー(四方 寛 選手/今井紀夫 選手/坂 裕之 選手/上田大介 選手組)が優勝した。今回のレースは琵琶湖シリーズの1戦であるとともに、初級者でもレースを楽しめるよう、フォローすることを目的に今季から始まった「スポーツカートミーティング」の初ラウンドでもあり、幅広いレベルの参加者が集まったが、レクチャー走行などが実施され、レースはアクシデントなく全車が完走した。
琵琶湖スポーツランドでのオートスポーツ スポーツカートシリーズ(ASシリーズ)の開幕により、関西圏のスポーツカートレースも2010年シーズンがスタート。
前述の通り、今大会は琵琶湖シリーズを追って出場するチームに混じって、スポーツカートミーティングへ参加、初めてレースを戦うドライバーや1回きりのお楽しみとしてのエントリーするチームなど、合計24チーム、110選手がエントリーした。全チーム、主催者が用意するレンタルマシンで戦うGT2クラスでの参戦となった。
初級者のレースデビューをバックアップするために、今大会ではレクチャー走行枠を用意。カートの基本操作のおさらいとレースの際に重要な合図やルールの再確認が行われた上、さらに安心して走行できるよう、初心者だけの練習走行枠も設定。最後は全車揃っての練習走行でレース前の総仕上げが行われた。
今シーズン他の7サーキットで8回開催される、スポーツカートミーティングでも同様に初級者へのレクチャーやフォローの枠を用意して新たな“レーシングドライバー”の誕生へのバックアップをしていく。
決勝は3時間、ドライバー交代回数は全チーム10回以上、途中の給油はセーフティーカー導入時に行う形でレースは開始。
ル・マン式スタートを採用し、メインストレートを挟んでドライバーがスタンバイしたマシンへチームメイトが駆け寄り、エンジンをかけて各車1コーナーへ。エンジン始動に手間取るチームも見られたが、アクシデントやクラッシュはなくクリーンなスタートが切られた。
チームごとの戦略により、早めにドライバー交代行うチーム、序盤に周回を稼ぐチームが分かれ、時間とともに大きく順位が入れ替わる形でレースは展開。
そのような状況でも、#2 アフェクション@ハーテリー、#1 チーム1048style(YUTAKA 選手/住田文雄 選手/橋本 誠 選手/山田善紀 選手/瀧上一夫 選手組)、#4 team yu.sys(Take 選手/Yasu 選手/Kenta 選手組)といった09年からの参戦チームが上位を走行。これを新規参戦チームの#7 TEAM BOXY(遠藤弘幸 選手/熊木宏之 選手/小栗伸幸 選手/殿村正記 選手/里見美咲 選手組)、#22 MONZA(河野修二 選手/菅原 薫 選手/今井俊朗 選手/岡田忠久 選手組)が追う。
レース折り返しでの給油を終え、一歩リードしたのは#2 アフェクション@ハーテリー。終盤も安定した走りで最後は2位以下に2周の差となる171周で優勝。2位には#22 MONZA、3位は#20 FIM Coalition(MSL三好 選手/INFINITY後藤 選手/FUNKY田中 選手/INFINITY永田 選手組)、4位#7 TEAM BOXYまでが169周。5位の#4 team yu.sysから8位となった#1 チーム1048styleまでが168周という非常に接近したレースとなった。
また、昨年より琵琶湖でのレースやMIHAMAサーキットでのASシリーズに参戦してきた#6 Team KOUTA.339(ひろンジョ 選手/しゅん 選手/はやっきー 選手組)が6位。ジュニアドライバーが所属するチームでこれまでは別クラスで戦う形だったが、初めての同条件による直接対決で上位入賞と大健闘の結果となった。
次戦のオートスポーツ スポーツカートミーティングは5月9日、静岡県のつま恋カートコースで開催、ASシリーズは5月5日、東日本シリーズの第2戦がサーキット秋ヶ瀬で行われる。
両レースに加えてMIHAMAシリーズの第2戦の3レースが現在、公式サイト『スポーツカート情報局』にてエントリー受付が行われている。