今季、アジア圏を中心に全4レースが開催されるル・マン規定のレース、アジアン・ル・マン・シリーズ。その第2戦が富士スピードウェイで開幕。LMP2クラスの18号車、KCMGのモーガン・ニッサンがトップタイムをマークした。
第1戦の韓国、インジェでは9台が参戦したアジアン・ル・マン。続く第2戦富士では海外チームのエントリーは変わらず。台数の内訳としては、LMP2がKCMGとOAKレーシングの2チーム、GTEがチーム・タイサン・剣・エンドレスのフェラーリ458が1台となっている。
変更があったのは、GTCクラス。スーパーGT300クラスに参戦しているNAC攻殻機動隊ARISE DR PORSCHEが、ふだんDIRECTION RACINGとしてGTアジア等に参戦していることもあり、「GTCを盛り上げたい」という意向から、SGTクラスからGTCに変更。第1戦にも参戦していた6台に1台が加わり7台となった。なお、クラフトレーシングAMRの007号車はスーパーGTの50号車を使用している。今回、SGTクラスとして参戦するのはNAC攻殻機動隊ARISE DR PORSCHEがGTCに移ったこともあり、10台となった。
そんな20台のマシンが揃った金曜フリー走行1。快晴の下、午後1時から1時間の枠で各車が走行を重ねたが、そんな中トップ2を占めたのはLMP2の2台。KCMGが1分33秒917というタイムをマークしトップに。1.9秒差でOAKレーシングとなった。
LM-GTE、GTC、そしてSGTと3種類のGT車両の速さに注目が集まったGTクラスは、SGTクラスのSUBARU BRZ R&D SPORTが1分39秒049でトップにつけた。次いでエヴァRT初号機アップルMP4-12C、GAINER DIXCEL SLSと続いている。GTCクラスのトップはAFコルセのフェラーリ458の9番手。LM-GTEクラスの70号車フェラーリは総合17番手となった。なお、SGTクラスのARTA CR-Z GTはギヤボックスのトラブルのため、この日は走行していない。