スーパー耐久シリーズ2014 第2戦 SUGOスーパー耐久3時間レース
5/24・25 スポーツランドSUGO
ST5クラス
ゼッケン:99
車名:BRP★J‘S RACINGフィット3
ドライバー:奥村浩一/梅本淳一/大野尊久
予選:クラス3位
決勝:クラス4位
惜しくも勝利を逃した開幕戦より約2ヶ月。第2戦SUGOを迎えました。今回よりBRP★J‘S RACINGフィット3はJ’S RACINGの新作エアロパーツを投入。新発売の「GK5用フロントスポーツグリル」、「GK5用フロントウイングスポイラー」に加え、開発中の「GK5用3DGTウイング」をスーパー耐久公認パーツとして装着しました。以下、大野選手のレポートです。
今回も木曜日午前セッションからスタートしました。フロントスポイラー、フロントグリル、GTウイングも装着され、さらに進化した99号車でのテスト走行。あいにくのお天気でレインからのスタートです。
しっかりとブレーキングで止めてから加速するコーナーが多いもてぎと比べ、旋廻させるブレーキを必要とするSUGOに合わせてセットを煮詰めていきます。ウェットではSUGOに慣れている周りのチームと比べても遜色無く、順調にテストを消化していました。
しかし、路面が乾いてくるとアンダーステア傾向が見え始め、更にセット変更を見直すことになります。なかなか状況は改善せず金曜、土曜のプラクティスは終始セットアップに集中していました。
前日のプラクティスでハンドリング改善の方向性を見出し、土曜日の予選に望みます。Aドライバー予選、今回から復帰の梅本選手からのアタックです。大幅に気温も上がり、昨日のベストタイムを更新するも、1分40秒を切ることが出来ませんでした。アンダーステアがやはり強いようです。
続いて行われたBドライバー予選、奥村選手のアタックに入りましたが状況変わらず1分40秒台。悔しいですが予選3番手スタートとなりました。Cドライバーセッションは私の出番です。さらにセットを変更してしっかり感は出ましたがアンダーステアは一向に消えず…。丁寧に攻めて何とか1分39秒台に乗せましたがこのままではタイヤに厳しく、決勝を走りきる事も難しい状況でした。さらにエンジニア、メカニック、ドライバーとミーティングを行いセットを変更、改善して日曜日の決勝を迎えました。
スタートドライバーは梅本選手が担当。スタートして1分40秒ペースで上位2台にぴったりと着いて3台でのバトルとなります。序盤#95はポジションを落としながらも正確なLAPを刻み、トップに出たのは#2。しかし他車との接触によりオレンジボールが振られ後退。30LAP目には#95を押さえ、梅本選手がTOPに立ちます。
約1時間、35LAP消化した所で私とドライバーチェンジを行いました。約1時間40分、およそ60LAPのロングスティントです。タイヤのライフを考え、丁寧にかつ速く、立ち上がり重視の無駄の無い走りに徹します。タイヤを労わりながらの走行では抜かせ方も難しく、特に4クラスや3クラスの集団には往生しました。多い時には7~8台連なっていましたので当てられないかヒヤヒヤものです。クラストップに立った後、ベストラップを更新しながらドライバーチェンジを目指していました。
しかしここでトラブルが起きてしまいます。ピットに入るインラップのホームストレートでエンジンが急に吹けなくなりスローダウン。5km/hほどで裏ストレート中ほどまで走行。ここで急にエンジンが息を吹き返し何とかピットまで戻り奥村選手にバトンを渡す事に。ピットアウトするも約3周の遅れでの復帰となり、結果4位でのゴールとなりました。
後で分かったのですが、トラブルはガス欠ではなく燃料ポンプの接触不良が原因だったようです。
今回のレースは足回りのセットアップに時間を取られ、後手に回ってしまい、足回りが決まったのが決勝当日だった事が決勝時トラブルを誘発。悪循環になってしまったと思います。ドライバー、メカニック、マネージャーも含め、もっと密な打ち合わせを常に行い、もっと早く車を仕上げるよう、努力していきたいと思います。2戦を消化して厳しい状態かも知れませんが、まだまだチャンスはあります!今回の事をしっかりと反省し、より一丸となって前に進み、次戦富士7時間レースでは勝利を掴みたいと思います!
梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を大変感謝致します。
次の第3戦は富士スピードウェイで、7/26・27に開催されます。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。