DENSO KOBELCO RC F
岡山GTA公式テスト総合で堂々のトップタイムをマーク!

岡山GTA公式テスト(3/15-16)
岡山国際サーキット(1周3.703km)
入場者数:15日(土)5,679名、16日(日)8,178名 合計13,857名

 3月15日(土)、16日(日)今季を占う岡山GTA公式テストが岡山国際サーキットにてファン感謝デーとして行われ、カラーリングも真新しいDENSO KOBELCO RC Fは、初日にコースレコードを1秒以上も上回る1分21秒072のトップタイムをマーク。2日目は思わぬ不具合に見まわれてしまったが、2日間を通じてDENSO KOBELCO RC Fは、石浦の初日にマークした1分21秒072で、堂々の総合トップタイムをマークする幸先良いシーズン出だしとなった。この勢いを持ってスタートダッシュを決めるべく、4月5日(土)~6日(日)SUPER GT開幕戦に意気軒昂に臨む。

□GTA公式テスト
■3月15日(土):晴れ
 開幕直前に参加車両が一堂に会して行われる今季を占う重要なテストの初日、9時30分から気温9度/路面温度10度の中でセッション1が始まった。路面状況が安定した9時55分ごろにコースインをしたDENSO KOBELCO RC Fは、石浦からドライブ。前回のメーカー合同テスト同様に調子の良さを見せる2番手タイムをマーク。その後も上位タイムを刻み、25周目に全体ベストタイムの1分21秒072を叩き出した。いくつかのタイヤを確認しながらテストをこなしていく石浦。リーダーズボードの順位は不動となり、チームを引っ張る意気込みを走りで見せた。今季LEXUS陣営の開発ドライバーを務める石浦はきっちりと的確なコメントでクルマを仕上げていった。サーキットサファリの時間帯にはオリバーが乗車。まずは肩慣らしといった様子でGTAのプロモーション活動をこなした。

 午後のセッション2は気温14度/路面温度21度に上昇。オリバーのみの走行プログラムを立て、ロングランテストを実施。初めて多数のGT300クラスとの混走にまだ若干慣れないながらも比較的安定したタイムを刻んでいったオリバー。精力的にラップを重ねるごとにタイムの落ち込みも少なくなり、まったく遜色のないタイムを刻む走りで適応力の高さを見せた。最後の10分間の単独走行では1分21秒800の8番手タイムをマークして終了。初日、DENSO KOBELCO RC Fはコースレコードを1秒以上も上回る1分21秒072の総合トップタイムをマークする調子の良さを、いの一番に見せた。

■3月16日(日):くもり
 テスト2日目、午前のセッション3開始時にセーフティカー導入の訓練が実施された。石浦がドライブをしていたが、セーフティカーが退去した後の9周目に車両の異常を知らせるワーニングランプが点灯。安全を見てコースの退避路にクルマを停止。この不具合によって大規模な交換作業を余儀なくされてしまい、このセッションを取り止めざるを得なくなってしまった。ランチタイムのピットウォークには岡山国際サーキットのファン感謝デーとあって大勢の観客が来場。今年、新調されたレーシングスーツのお披露目し、石浦ならびにオリバー共にファンサービスを時間いっぱい精力的に行った。

 午後のセッション4は気温15度/路面温度20度に。メカニックの素早い交換作業によって走行時間に間に合い、まず石浦がドライブしクルマに問題がないことを確認した。早速、石浦は5周目に5番手タイムとなる1分22秒188のタイムをマークし、午前中の調子を維持していることを証明。16周を走行してオリバーと交代した。オリバーはロングランテストを2セット行い、他車と比べて速いラップペースで走行。決勝を想定したラップペースで良い感じのタイヤをテストできたとともに、オリバー自身の慣熟も短くなってしまった時間の中で最大限に得る結果となった。2日目総合は石浦のマークしたタイムで7番手。2日間を通じてDENSO KOBELCO RC Fは、石浦の初日にマークした1分21秒072で、コースレコードを上回る堂々の総合トップタイムをマークする幸先良いシーズン出だしとなった。

□石浦宏明
「2月からテストを重ねていて分かった部分とまだ見えない部分とがありますか着実に前進していて手応えを感じています。今回のトップタイムは他車の状況が分からないですが、良い位置にはつけているのではと思います。2日目午前中のセッションでの不具合によって時間を失ったのは残念でしたが、開幕戦に向けて余り周りのことは気にせず、集中して自分達の課題をクリアして進化させていければ良い結果につながると思っています。来週の富士メーカー合同テストでもキッチリとクルマを仕上げて、良い形で開幕に臨めればと思います」

□オリバー・ジャービス
「乗れば乗るほどRC Fは凄いなと思ってます。SUPER GTは、非常にコンペティティブでプロフェッショナルなレース。そして、テストなのに大勢のファンが来場していてビックリしました。自分のドライビングについては、まだまだアジャストさせていく必要があるなと感じています。あと規則もしっかりと覚えなくてはいけないなと。テストプログラムは時間が短くなってしまったけどロングランでもニュータイヤでのアタックでも良い点と悪い点も見えて、開幕に向けて良い収穫が得られたテストになったのではと思います。これからも、目標に向けて、しっかりと頑張っていきたいと思います」

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