JRP(日本レースプロモーション)の白井裕社長は、3日行われたフォーミュラ・ニッポンサタデーミーティングの場で、2013年シーズンのフォーミュラ・ニッポン開催を目指して、交渉が始まっている韓国・インジェのサーキット建設現場の視察が行われたことを明らかにした。
このインジェの視察には白井裕JRP社長のほか、中嶋悟会長も同行したとのことで、首都ソウルからクルマで2時間ほどの場所にある建設現場を訪れたのだという。
サーキットは2012年末に完成予定で、2013年4月には付帯する宿泊施設なども完成するとのこと。敷地面積は約105万平方キロメートル。「全体の雰囲気はオートポリスに似ている」(白井社長)とのことで、建設作業は着々と進められているようだ。
今回の視察の目的は、「実際にレースができる環境かどうか」ということを確認することだったというが、その点では「レース開催への積極性を感じた」(白井社長)とのことで、開催計画は着々と進んでいるという。主催者側からは将来的には韓国人ドライバーやチームの参戦などという話も出ているそうで、今後の展開に注目したいところだ。
一方、今年初旬に発表されていたシンガポールでのレース開催については、「話が止まっている」(白井社長)とのことで、現時点で具体的な進展はないようだが、今後も交渉は継続される模様だ。