スーパーGT300クラスに、今季メルセデスベンツSLS AMG GT3を投入するGAINERが1月30日/31日の2日間、岡山国際サーキットでシェイクダウンを行った。
昨年はアウディR8 LMSウルトラを走らせたGAINERは、2013年シーズンに向け新たにメルセデスSLS GT3を投入。すでに東京オートサロン2013で発表されたとおりチームは2台体制となり、新たに投入されたメルセデスSLS GT3は平中克幸と、昨年までGT500クラスで活躍していたビヨン・ビルドハイムが組む。
そんなGAINERのメルセデスSLS GT3は、1月30日から岡山国際サーキットに運び込まれ、平中がステアリングを握りシェイクダウンを実施。まずはマシンのキャラクターを知ること、マシンそのものに慣れることを中心に進め、スポーツ走行枠で行われた30分3回の走行を終えた。
2日目も早朝こそ気温が氷点下だったが、開始時刻には10度近くまで上がり、午後の走行では気温12度、路面温度21度の初春を思わせる気候の中で走行。初期トラブルもなく順調にメニューをこなし、2日間のテストを終えた。
「天気の恵まれ、2日間ともドライで走れた事は良い結果に繋がったと思います。順調にシェイクダウンのメニューもこなせたので、開幕戦が本当に楽しみになりました」と平中はメルセデスSLS GT3に手応えを得た様子。
また、11号車を手がける小笠原康介エンジニアも、「初日は車に慣れてもらうことを優先して、操作性の確認や、シートポジションの確認等を行い、タイムは意識せずに走行しました。2日目は若干のセットアップを行いましたが、最初の走り出しとしてはバランスも悪くなく、有意義なシェイクダウンが出来たと思っております」と好感触を得たと語っている。