9日、千葉県の幕張メッセで行われたワンダーフェスティバル2014の中で、スーパーGT300クラスに参戦するGSR & TeamUKYOが『2014 SUPER GT参戦決起集会』を行い、今季のカラーリング等をお披露目した。
『初音ミク』のカラーリングでお馴染みのグッドスマイルレーシング(GSR)は長年スーパーGTに参戦し、2011年にはGT300クラスで谷口信輝/番場琢組がチャンピオンを獲得。カラーリングはもちろんファンを大切にするチームとして、スーパーGT界でもトップクラスの人気を誇る。
今季に向けては、長年エントラントを務めてきたスタディが別の体制を敷くこととなり、新たにGSR & TeamUKYOとして出発。すでに昨年の時点で谷口、そして片岡龍也のチーム残留が明らかにされていた。そのため、9日のイベントは『参戦発表会』ではなく、『参戦決起集会』という名称に。ただここでファン待望のカラーリング、チームを支える『レーシングミクサポーターズ』がお披露目された。
12時25分からスタートしたイベントだが、GSR安藝貴範エントラント代表、片山右京チーム監督、大橋逸夫ゼネラルマネージャーと登壇。続いてドライバーの片岡龍也が姿をみせたが、谷口の姿はなし。なんと前日の雪の影響で渋滞に捕まってしまい、イベントに間に合わないというハプニングとなってしまった。
そんな中、まずは『レーシングミク2014 ver.』がお披露目。今年はゲーム『艦隊これくしょん』のヲ級のデザインで知られるおぐち氏が描いたもの。それに続いて、ファン待望のGSR初音ミクBMWのカラーリングが公開された。
今季のGSR初音ミクBMWのカラーリングは、おなじみのグリーンとピンクを使いながらも、ブラシ風の模様が描かれ昨年までとは異なる印象。リヤにはBMWのMカラーを思わせる色分けも施された。また、レーシングミクサポーターズは今年は4名体制に。昨年から継続の鴻上聖奈さん、荒井つかささんに加え、山村ケレールさん、水谷望愛さんが加わった。
イベントには、さらに『マクロス』の原作、メカデザインを担当した河森正治氏が登場。なんとBMW Z4 GT3が変形するという『モータロイド(仮)』の“車体機構デザイン”というものがお披露目された。これも今後フィギュア化されるようだ。
チーム首脳陣、そして片岡が「チャンピオン獲得」を宣言したGSR & TeamUKYO。個人スポンサーの募集も始まっており、今季も新たなカラーリングとファンのサポートで、激戦のシーズンに挑むことになる。