10月にランディー・バーナードの代わりとしてIZODインディカー・シリーズの暫定CEOに付いていたジェフ・ベルシュクが、フルマン社とインディアナポリス・モータースピードウェイのCEOを辞任。マーク・ミルズがその後を引き継ぎ、ベルシュクはインディカーのCEOに専念することとなった。
ニューシャシーやエンジン競争の再開などインディカーに改革をもたらしたバーナードだったが、10月にCEOの座から辞任。新CEOが決まるまでジェフ・ベルシュクが暫定でCEOを務めていた。
今回ベルシュクの後を引き継ぐ形で、フルマン社のオーナーとインディアナポリス・モーター・スピードウェイのCEOにミルズが就任。ベルシュクが、インディカーのCEOを短期間ではなく、長期的な視野で取り組むこととなった。
「我々は、インディカーの成長を継続する機会を見た。とてもエキサイティングなチャレンジだよ。私の情熱は、インディアナポリス・モーター・スピードウェイとインディカーに根付き、両方から短い期間でも長い期間でもエネルギーをもらえる機会がある」とベルシュク。
「マークと私は何年も互いを知っており、フルマン社の会議に彼が加わってからは親密に仕事をしてきた。マークは、我々のビジネスに豊富な経験や、挑戦をもたらしてくれる。彼が新しく成功するアイデアを持ってくるのに役立つと私は信じているよ」と語る。
新しくIMSのCEOに就任したミルズは、インディ500とインディアナポリス・モーター・スピードウェイが強くリンクされている以上、インディカー・シリーズは売り物ではないと改めて強く言及している。
「シリーズは売り出し中ではない。会議でもその件についてはとてもクリアだった。我々は、IMS、インディ500、そしてインディカー・シリーズの運命が、溶けないほど密接にくっついていると信じている」
「だから我々は、ひとつのスポーツとして、またインディ500のプロセスとしてインディカー・シリーズを育てる決心をしているんだ」