11月11日(金)~13日(日)に富士スピードウェイで開催される『JAF Grand Prix SUPERGT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011』のスーパーGT、フォーミュラ・ニッポンの競技規則、表彰・賞金、スーパーGTの2レースのドライバーが発表された。
今年のJAFグランプリでは、スーパーGTが土日に2レース、フォーミュラ・ニッポンが日曜日に1レースという形で開催される。参加資格としては車両は2011年シリーズ出走車両、スーパーGTは原則5大会以上参戦したドライバーに資格がある。
予選方式については、スーパーGTではGT500、GT300ともあらかじめ第1/第2レースに登録されたドライバーが20分間のアタックを各1回実施。ベストタイムでグリッド決定。また、レースでは昨年同様スタンディングスタートとなる。ウエイトハンデはなく、GT300の性能調整は最終戦もてぎの調整値となる。
フォーミュラ・ニッポンは、1台ごとに走行するスーパーラップ形式を採用。さらに、アタック周となる3周目のラップタイムと最高速をポイント化。タイムと最高速を合算しグリッドを決定するというユニークな形式が採用される。フォーミュラ・ニッポンのレースは100km、オーバーテイクシステムは5回使用可能だ。
また、表彰・賞金については、スーパーGT、フォーミュラ・ニッポンに参戦するチームまたはドライバーには、各決勝レースごとの表彰と賞金に加え、レース結果により、日本自動車連盟(JAF)より『JAFグランプリタイトル』が、また国土交通省より『国土交通大臣賞』が授与される。
スーパーGTでは各決勝レースの最高得点チームのドライバー(GT500、GT300各1チーム2名)を、フォーミュラ・ニッポンでは決勝レースの優勝ドライバー(1名)にJAFグランプリタイトルが与えられるほか、スーパーGTのGT500総合優勝チームおよび併催レースであるF4の年間最多優勝チームのコンストラクターには『国土交通大臣賞』が授与される。
賞金については、各レース優勝者に300万円、2位に150万円、3位に100万円の賞金を授与。また、4位に50万円、5位に30万円、6位に20万円が与えられる。大会の賞金総額はスターティングマネーを含め、昨年同様1億円だ。
今回の発表では、スーパーGTの土曜日に開催される第1レース、日曜日に開催される第2レースの出走者も明らかにされた。先述の参加資格に関連してか、PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリが山内英輝を再び起用。ZENT Porsche RSRは都筑晶裕がILMC上海に参戦するため、JAFグランプリは不参加など、レギュラーシーズンとはやや異なるエントリーだ。なお、フォーミュラ・ニッポン参戦ドライバーの中でスーパーGTの日曜日のレースに出場するのは中嶋一貴と伊沢拓也だけとなっている。