スーパーGT300クラスにはフェラーリで参戦、今季からスーパー耐久にもBMW Z4で参戦するJIMゲイナーが、3月26日から三重県鈴鹿市で集めた支援物資を集め、東北地方太平洋沖地震により宮城県石巻市で被災された市民に向け炊き出しを行っている。
21日には三重県鈴鹿市内にあるショッピングセンターで行われた鈴鹿モータースポーツ市民の会の義援金募金活動にも協力するなど、積極的に支援活動を行っているJIMゲイナー。山本俊茂チーム監督は、1995年の阪神淡路大震災でも炊き出しを行った経験もあり、「避難されている方々に温かい食べ物を食べていただこう」と、チームで炊き出しの実施を決めたという。
チームでは、仙台市内在住のチームのファンから市内ではライフラインも復旧しているが、被害が大きい宮城県女川町、石巻市の状況がひどいという話を聞き、この場所で炊き出しを実施することを決定。チームのホームページや鈴鹿市のコミュニティFM局Suzuka Voice FMで鈴鹿周辺に呼びかけたところ、チームだけではとても実施できなかった炊き出しの食材や、多くの支援物資が集まったという。
ただ、炊き出しの実施は現在自衛隊が管理しているとのことで、女川町での実施はならず。女川町には支援物資を届け、炊き出しは許可が下りた石巻市役所で実施することに決定。JIMゲイナーでは、福田洋介エンジニアをはじめ集まった支援物資を4トントラックに積み、山本監督の車と2台で一路石巻を目指した。
JMIゲイナーによれば、石巻市まではなんとか4トントラックが入れたものの、女川までは津波の影響でトラックが入れず、途中で仙台のファン、そして山本監督の車に支援物資を入れかえ、女川と途中の石巻市立渡波小学校の避難所に物資を届けたという。そして3月26日と27日には、石巻市役所横の駐車場で炊き出しを行った。
炊き出しでは多くの市民が行列に並び、うどんやご飯、豚汁などの炊き出しを実施。温かい食べ物は被災地に本当に喜ばれたという。実施中は、GTのパドックでおなじみの赤いウェアに身を包んでいたスタッフだが、炊き出しに並ばれた方からは「GTに参戦しているチームの方ですよね?」と声をかけられたとか。
JIMゲイナーでは、26日/27日の炊き出しを皮切りに、今後も4週間連続で鈴鹿で支援物資を集め、鈴鹿で食材を下ごしらえ、石巻で炊き出しを実施するという。鈴鹿にあるチームのファクトリーでは、今も4月1日に実施する際の支援物資を募集中だ。
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