レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGTニュース

投稿日: 2013.03.05 00:00
更新日: 2018.02.16 14:32

LEON SLSが富士でテスト。「頭がいいクルマ」


 5日、富士スピードウェイで今季からスーパーGT300クラスに参戦するLEON RACINGのメルセデスベンツSLS AMG GT3がテストを行った。

 2月22日に、新たに組織されたチームの立ち上げを発表したLEON RACING。すでに発表会前にツインリンクもてぎでメルセデスベンツSLS AMG GT3のシェイクダウンを行っていたが、5日、今度は富士スピードウェイに舞台を移して、開幕に向けたテストマイレージを稼いだ。

 この日ステアリングを握ったのは加藤正将と、第3ドライバーを務める黒澤翼のふたり。偶然同じスポーツ走行枠で走ったHANKOOK KTRのポルシェ911 GT3Rとともに、2台のGT300車両が富士に居合わせることとなった。

 今季ひさびさにGT300クラスに復帰となる加藤は、「前回のもてぎではウエットだったので、今回がドライでは初めてですが、前に乗っていたGTカー(ニッサン・シルビア)よりもずっと速いので、その速さをどう活かすかですね」と開幕に向けて意気込みを語る。

 また、SLSの印象について黒澤翼も「すごくクルマの“頭がいい”印象ですね。ABSなどの電子デバイスがしっかりしているので、安心して踏んでいける印象です」と語った。

「今のところはノートラブル。LEON RACINGとしては今年がチームのスタートなので最初は難しいかもしれないけど、表彰台にはいきたい。スーパーGTはいきなり勝てるレースだとは思わないからね」と語るのは黒澤元治監督。

「成績はもちろんだけど、(発表会でも行ったとおり)LEON RACINGとしてはやはりカッコよさも追求している。レースってオトナのカッコいい遊びだからね。LEONの雰囲気を追求するのは開幕戦からやっていく」

 発表会でも披露されたが、チームはコンセプトとして『お洒落でラグジュアリー』な新風をサーキットに呼び込むとしている。マットブラックに彩られたメルセデスベンツSLS AMG GT3は、さっそくその雰囲気をピットで醸し出していた。