ツインリンクもてぎで開催されたスーパー耐久シリーズ第3戦。21日に行われた5時間の決勝レースは、1号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(メルビン・モー/ドミニク・アン/谷口信輝組)が残り5分でトップに立ち今季初優勝を飾った。
前日行われた予選では、24号車のスリーボンド日産自動車大学校GT-R(藤井誠暢/千代勝正/GAMISAN組)がふたりともレコードタイムを更新しポールポジションを獲得。2番手にも81号車GTNET ADVAN NISSAN GT-RとGT-Rが速さを見せたが、24号車はマシントラブルでピットスタートとなった。
序盤は81号車がトップを走行し、スタートで2番手にジャンプアップした3号車ENDLESS ADVAN PORSCHEが追う展開に。18周目に81号車を捕えた3号車がトップへと浮上する。しかし、トップへと浮上した3号車だったが、ドライバーチェンジ後猛追する28号車に61周目に逆転を許し、さらに81号車にも交わされ3番手へと後退する。
その後は28号車が順調にトップを走行していたが、ゴールまで5分を切った146周目に、ジョノ・レスタがコースアウト。その横を着実に順位を上げてきた1号車が交わし、大逆転で勝利。2位には28号車が入りPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が1-2フィニッシュを遂げた。
予選で速さを見せたGT-R勢は、24号車はマシントラブルもあり7位でフィニッシュ。81号車にも終盤にマシントラブルが起きるも、なんとか走行を続け3位表彰台を獲得した。
ST-1クラスは、、9号車Faust Racing Team(堀主知ロバート/佐藤茂組)がポール・トゥ・ウイン。
ST-2クラスは、ポールを獲得した59号車STURM MOTUL EDインプレッサと20号車RSオガワADVANランサーの争いになるも、1回目のピットストップで20号車にトラブルが起き優勝争いから離脱。その後も快走を続けた59号車(大澤学/吉田寿博)が初優勝を飾った。
8台が走行したST-3クラスは、ポールスタートだった34号車assetテクノZ34が序盤でリタイアを喫し、80号車PETRONAS TWS GS350がトップに浮上。終盤15号車に追われるも、トップを守り、80号車(佐藤晋也/脇阪薫一組)第2戦に続き連勝を果たした。
GT3クラス以上に混戦となったのがST-4クラス。ポールは95号車リジカラS2000だったが、レースをリードしたのは41号車TRACY SPORT S2000。しかし終盤58号車ウインマックスTEINワコーズKRP☆DC5が徐々に差を詰めていく。そして残り2分となった130周目に58号車がオーバーテイク。58号車(小林康一/関豊/ピストン西沢組)が大逆転で勝利を収めた。
ホンダFIT、トヨタVitz、マツダ・デミオが争うST5クラスは、36号車エンドレスアドバントラストヴィッツが終始トップを守り、後藤比東至/井尻薫/木村正治組がスーパー耐久デビューウインを飾った。
次戦のスーパー耐久シリーズは、富士スピードウェイで7時間耐久の決勝レースが8月11日に行われる予定だ。