全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦富士は17日予選日を迎え、予選日朝のフリー走行が行われた。1時間の走行ではジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)がトップタイムをマーク。外国人ドライバー勢がトップ3を占めた。
5月らしい爽やかな晴天に恵まれた全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦富士の予選日。今回のレースは2レース制ということもあり予選が非常に重要なレースとなるが、そんな午後の予選に向け、9時55分から1時間のフリー走行がスタートした。
中山友貴(TEAM無限)を先頭に各車が続々とコースインしていくが、その直後異変が起きる。ピットロードで嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)のマシンがストップ、クルーによって手押しで戻される一方、2コーナーでは中山雄一(KCMG)が、1コーナーではナレイン・カーティケヤン(LENOVO TEAM IMPUL)が、ピットロード出口では国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)と、トヨタエンジン搭載車がほぼ同時にストップしてしまう事象が起きた。
これによりセッションは開始早々に赤旗中断に。セッションは10時3分に再開されたが、直後、ピットロード出口で今度はジェームス・ロシター(KONDO RACING)の車両もストップしてしまった。ただ、これによる赤旗は出ず、セッションは無事に行われていった。開始直後にストップした車両も、その後全車がコースインしている。
序盤、上位を占めていったのは前戦ウイナーのロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO)を先頭にしたトヨタエンジン搭載の位外国人ドライバーたち。そんな中、前年王者の山本尚貴(TEAM無限)がホンダ勢最上位として6番手につけていく。
コンディションがあまり良くない中、各車セットアップを進めながら終盤の10分を切ったあたりで予選シミュレーションがスタートしていく。ここでタイムを縮め、トップでフリー走行を終えたのはオリベイラ。続いてアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、デュバルというトップ3でセッションを終えることになった。
4番手につけたのは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、そして5番手にはホンダ勢の最上位として、ルーキーの野尻智紀(DOCOMO DANDELION)がつけた。野尻は第1戦でも予選で速さをみせており、今回も注目の存在と言えるだろう。
午後の予選は14時15分にQ1がスタートする。なお、注目の最高速はロッテラーがこのセッションで314km/hをマークした。