スーパーGT公式テストは17日、ツインリンクもてぎで午前のセッションが行われ、PETRONAS TOM'S SC430がトップタイムをマーク。SC430勢がトップ5を独占した。
日本列島を襲った台風18号の影響により、2日間のテスト日程のうちの1日目が中止となってしまったスーパーGT公式テスト。そのため、テスト日程は1日に短縮されたが、午前3時間、午後4時間20分と走行時間を延長。合計7時間20分でテストが行われることになった。
今回のもてぎテストは、11月2〜3日に開催される最終戦を見据えてのものとなるため、各陣営にとって非常に重要なテスト。迎えた17日の朝は、チーム、ドライバーにとって待ちわびた雲ひとつない快晴となった。
祝日である16日は台風のため中止になったものの、17日も朝からファンが詰めかけ、空きピットが一部開放されそこからテストを見ることができるなど、ファンサービスも充実。8時30分のセッション開始早々から、GT500クラス15台、GT300クラス12台の計27台がコースインし、アウト〜インを繰り返した。
そんな中、好調ぶりをみせたのはブリヂストン装着のレクサスSC430勢。序盤からPETRONAS TOM'S SC430がタイミングモニターのトップに立ち続け、開始2時間というところですでにZENT CERUMO SC430、DENSO KOBELCO SC430、KeePer TOM'S SC430、ENEOS SUSTINA SC430と続き、トップ5を占めることに。チェッカーまでその優位は変わらなかった。
SC430勢に続いたのは、現在ランキング首位のウイダー モデューロ HSV-010。ただしチェッカー間際にフレデリック・マコウィッキがコースアウトを喫する場面も。RAYBRIG HSV-010、ARTA HSV-010と続き、GT-R勢の最上位はMOTUL AUTECH GT-Rの10番手となった。
GT300クラスは、今回ZENT Audi R8 LMS ultraにオリバー・ジャービスが、SUBARU BRZ R&D SPORTに井口卓人が乗車。ジャービスは午前からさっそくアウディR8 LMSウルトラのステアリングを握り、8周を周回。1分54秒484というタイムをマークした。一方、SUBARU BRZ R&D SPORTは午前は合計7周しかこなせず。また、S Road NDDP GT-Rはトラブルが発生した様子で午前は1周もできなかった。
GT300クラスの午前のトップタイムは、この日平中克幸がひとりでテストを担当するGAINER DIXCEL SLS。次いでラ・セーヌ ランボルギーニ GT3、3番手にARTA CR-Z GTと続くことになった。