スーパーGT公式テストは17日、ツインリンクもてぎで午後のセッションが行われ、DENSO KOBELCO SC430がこの日のトップタイムをマークした。同じくレクサスSC430勢が上位に名を連ねるなか、2番手にはRAYBRIG HSV-010がつけている。
快晴に恵まれた午前のセッションに引き続き、好天のもと行われた午後のセッション。台風により前日のテストが中止となったことに伴い各セッションの時間が延長されており、午後の走行は4時間20分という長丁場となった。
12時40分のセッション開始から多くのマシンが走行を行うなか、午前に引き続き好タイムを記録していったのはブリヂストン装着のレクサスSC430勢。ZENT CERUMO SC430が午前中のタイムを上回って1分41秒台に入れるタイムを記録すると、KeePer TOM'S SC430やDENSO KOBELCO SC430、PETRONAS TOM'S SC430もタイムシート上位に名を連ねていく。
時間を追うごとに暑さも増していくなか、GT500クラスでは続々と自己ベストが更新されていく。そのなか、午前中もウイダー モデューロ HSV-010に続いてHSV-010勢の2番手タイムをマークしていたRAYBRIG HSV-010が全体の首位に浮上する。
その後、DENSO KOBELCO SC430が1分41秒525のトップタイムを記録すると、3時間経過時点でRAYBRIG HSV-010がレクサス勢に割って入る形で2番手に。ZENT CERUMO SC430、PETRONAS TOM'S SC430と続いたまま、セッション終了の17時を迎えることとなった。GT-R勢のトップはカルソニックIMPUL GT-Rの8番手となっている。
GT300クラスでは、午前のセッションでも7周のみの走行となっていたSUBARU BRZ R&D SPORTが開始直後からガレージで作業。ただ、開始後1時間30分を前にコース上に姿を見せると、好タイムをマークしつつセッション終盤まで周回を重ねた。午前中は走行することができなかったS Road NDDP GT-Rは、セッション開始直後から走行を開始。大きなトラブルなく周回を重ねた。
GT300クラスでこの日のトップタイムをマークしたのは、SUBARU BRZ R&D SPORT。2番手に午前中のトップタイムを記録したGAINER DIXCEL SLS、3番手には一時トップに名を連ねたMUGEN CR-Z GTが並んだ。
また、チーム・タイサン・剣・エンドレスは、今季スーパー耐久シリーズにENDLESS SPORTSから参戦しているMY12のポルシェ911 GT3Rを今回のテストに投入し、4番手のタイムをマーク。ただ、セッション終了間際に最終コーナー手前でマシンをストップさせている。