スーパーGTの富士公式テストは1日目午後のセッションが行われ、カルソニックIMPUL GT-Rがトップタイムをマーク。WedsSport ADVAN SC430、D'station ADVAN GT-Rとヨコハマタイヤ勢が続いた。
午前中に続き、過ごしやすい気候の下迎えたスーパーGT公式テスト。昼時のピットウォークには多くのファンが参加しマシンを間近に楽しんだが、その多くのファンが見守る中、14時から午後のセッションがスタートした。
今回のテストで、GT500勢の中でも最も目立つパーツと言えたホンダHSV-010勢のフェンダーミラーだが、午前の走行終了後、ウイダーHSV-010とRAYBRIG HSV-010からは外され、午後はKEIHIN HSV-010だけがトライ。セッション途中からはすべての車両が通常のミラーに戻っていた。
一方、他のGT500車両にも新しい富士仕様パーツが。ニッサンGT-Rは、MOTUL AUTECH GT-Rのみが新しいボンネットや新形状のリヤウイング翼端板をトライ。この翼端板は「ロードラッグ仕様にさらに磨きをかけたもの(ニスモ鈴木豊監督)」ということで、ボンネット等も含めての比較を行っていたようだ。
また、SC430勢も、中央部に新たに開口部があるボンネットを装着して走行したり、F1でもおなじみの塗料を使ったテストを行うなど、富士のロードラッグ仕様に向けたテストが繰り返されることとなった。
そんな中、午後のセッションでトップタイムをマークしたのはカルソニックIMPUL GT-R。2番手にはWedsSport ADVAN SC430、3番手にはD'station ADVAN GT-Rと、ヨコハマ装着勢が好調ぶりをアピールすることになった。
GT300クラスは、ランキング首位のエンドレスTAISAN PORSCHEが午後のトップに。SUGOウイナーのS Road NDDP GT-Rが2番手と、FIA-GT3勢がワンツーとなった。3番手にはapr HASEPRO PRIUS GTがつけ、午前中トップの無限CR-Z GTは5番手で午後の走行を終えている。
スーパーGT公式テストは明日10日まで行われる予定で、入場料1000円で観覧することができる。