スーパーGT第2戦富士の開幕を翌日に控え、29日にスーパーGTの習熟走行がスタートした。1時間30分の走行1回目は、GT500クラスはウイダーHSV-010が、GT300クラスはHANKOOK PORSCHEがトップタイムをマークした。
快晴に恵まれたスーパーGT第2戦富士の習熟走行日。合同テストが中止になったため、走行を重ねられていないGT300クラスマシンは45分の単独セッションを実施、その後45分はGT500、300の混走と、1時間30分のセッションがスタートした。
GT300のセッションでは、序盤から上位陣は1分44秒台に入れるペース。HANKOOK PORSCHEを先頭にZENT Porsche RSR、エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTIONとポルシェ997勢が上位を占める。今回注目のニューマシンであるJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458、RUNNUP SPORTS CORVETTEもトップ10圏内に入り、さっそくポテンシャルを披露している。
一方、GT300勢ではトップ18台ほどが2秒以内に入る展開の中、タイムを出すことができていないのが初音ミク グッドスマイル BMW。同じく富士で行われたシェイクダウンでは大きなトラブルもなかったが、心配されるところだ。
開始から45分が経ち、GT500クラスがコースイン。混走がスタートする。序盤、トップには昨年も富士で強さを発揮したSC430勢がつけるが、途中トップに立ったのはロイック・デュバル駆る王者ウイダーHSV-010。HSV-010勢はKEIHIN HSV-010も4番手に続く。
特に大きなアクシデントも無いまま、各チームはマシンのセットアップ、ピット作業等を続け、結局トップはウイダーHSV-010のまま。PETRONAS TOM'S SC430が2番手、ENEOS SUSTINA SC430が3番手に続いた。4番手にはGT-R勢の最上位としてS Road MOLA GT-Rがつけている。
GT300クラスは、HANKOOK PORSCHEがトップ、ZENT Porsche RSR、エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTIONというポルシェのワン・ツー・スリーとなった。JAF-GT勢最上位はCOROLLA Axio apr GTの4番手となっている。