スーパーGT第5戦・第41回インターナショナル・ポッカ1000kmは18日、公式練習で幕を開け、2時間の公式練習が行われた。朝の走行ではPETRONAS TOM'S SC430を先頭にSC430勢がトップ3を占めることに。GT300クラスはtriple a Vantage GT3がトップにつけた。

 前日までの酷暑ではなくなったものの、8月らしい蒸し暑い中で迎えたスーパーGT第5戦インターナショナル・ポッカ1000kmの公式練習。2時間のセッションの中で予選に向けて、そして長丁場の決勝に向けた走行を行うことになるが、開始早々にPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリがコースオフ、またtriple a Vantage GT3がオイル漏れが発生したか白煙を上げるなど、ややトラブルの多いセッションオープニングとなった。

 その後もRacerbook Audi R8 LMSなど多くのマシンがコースアウトを喫するなど、S字やスプーンでコースオフが数多く発生する展開に。とは言え、大きなアクシデントはなく赤旗が出ないままセッションは続いた。また、序盤にマークされたタイムからベストタイムはなかなか更新されていくことはなく、各陣営でロングランを中心に公式練習がこなされていくこととなった。

 セッションは終盤を迎え、各クラス10分間の専有走行が行われることとなるが、GT300クラスの走行でも大きくタイムアップを果たすマシンはS Road NDDP GT-Rや無限CR-Z GT程度と少なく、決勝を見すえた作業に終始することに。GT300クラスのトップはトラブルを解消したtriple a Vantage GT3。GSR初音ミクBMW、SUBARU BRZ R&D SPORTというトップ3となった。

 一方でGT500クラスは、10分間の走行でほとんどのマシンがアタックを敢行。それまでPETRONAS TOM'S SC430、DENSO KOBELCO SC430、S Road REITO MOLA GT-Rというトップ3だったが、まずはランキング首位のZENT CERUMO SC430が2番手に。MOTUL AUTECH GT-RやENEOS SUSTINA SC430もタイムアップを果たした。

 しかし、最後までPETRONAS TOM'S SC430のベストタイムは揺るがず、PETRONASがトップで公式練習を終えることに。ZENT、DENSOとSC430勢がトップ3を占めてセッションを終えることとなった。ウイダーHSV-010が4番手、MOTUL AUTECH GT-Rが4番手でセッションを終えている。

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