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F1ニュース

投稿日: 2010.02.22 00:00
更新日: 2018.02.15 18:14

USF1、FIAに最初の4戦欠場の許可を求める


 新規F1チーム、USF1の共同創立者でありチームプリンシパルのケン・アンダーソンが、FIAに対して2010年F1の最初の4戦を欠場する許可を求めていることを認めた。

 チームの今季参戦が困難であることを示すさまざまな報道が流れる中、財政的な問題を抱えていることは認めたものの、アンダーソンはFIA会長ジャン・トッドに対して開幕戦から第4戦までのフライアウェイを欠場することを認めてくれるよう願い出たことを明らかにし、今季参戦を諦めてはいないとアピールした。

 当初、バーニー・エクレストンとトッドはチームは開幕3戦を欠場することは許されると発言したものの、これを受ける形で、FIAは、1戦でも欠場した場合はコンコルド協定とFIAレギュレーションに違反したと見なされ、ペナルティが科されると発表した。

 しかしアンダーソンは、ある程度の妥協が成立し、USF1が途中参戦することが許される可能性はあると考えている。
「我々は何戦欠場できるのかを明確にすべく、FIAに働きかけている」とアンダーソンはニューヨーク・タイムズにコメントしている。
「開幕から4戦を欠場し、(スペインGPが行われる)バルセロナに登場するのが理想だ」
「不可能なことなどないと思う。(ペナルティなど科すことに)意味がない。参戦権を与えておいて、それを取り上げるようなことをするだろうか? 彼らからはそのようなメッセージを受け取ってはいない。彼らは我々をつぶしたいとは思っておらず、助けたがっているのだ」
「早急に決定が下されれば、資金を集めて、先に進むことができる予定となっている。決定に1週間か2週間かかってしまうと、それだけ計画が遅れてしまう」

 しかしUSF1のマシンはまだ完成していないと言われており、チームの見通しが明るいようには見えない。
「チームが抱えている問題は資金不足だけではない」とある情報筋がRacinToday.comに対してコメントしている。
「時間も足りないのだ。たとえ第七騎兵隊が彼らを救いにやってきたとしても、バーレーンのグリッドにはつけないだろう」