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投稿日: 2013.09.13 00:00
更新日: 2018.02.23 14:37

WTCC鈴鹿に谷口行規の出場が決定。目標は悪役?!


 谷口行規が来週末に鈴鹿サーキットで開催されるWTCC世界ツーリングカー選手権の日本ラウンドに、ウィッチャース・スポーツのBMW(BMW 320 TC)でスポット参戦することが明らかになった。

 谷口は、2008年に岡山国際サーキットで初開催されたWTCCの日本ラウンドにホンダ・アコードで参戦。シボレー・ラセッティをドライブした2010年の岡山では、レース1でインディペンデントクラスを制し、日本人として初のWTCCクラス優勝を達成。さらに、翌2011年にはバンブー・エンジニアリングからシリーズフル参戦を果たすと、この年初開催となった鈴鹿のレース1でキャリアベストの7位フィニッシュを果たしている。

 今回、谷口は、レギュラードライバーのフレディ・バースの代役として出場を果たすが、チームは8月のアルゼンチンでホセ-マリア・ロペスがスポット出場ながら、いきなり母国デビューウインを飾るなど実績は十分。しかも谷口が乗るのはまさにそのマシンで本人も戦えるマシンであると感じている。これまでのWTCCでの経験もふまえると、ファンとしては何かを期待せずにはいられない。

 そんな谷口は、鈴鹿を前に驚きの宣言。「今回はホンダ(前戦で今年のマニュファクチャラーズタイトルを確定、伊沢拓也もホンダからスポットで出場)一色みたいな雰囲気なので、僕が悪役として一泡吹かせたいですね(笑)」とコメント。「これまでホンダLOVEでやってきたのに、今回はお呼ばれされなかったので(笑)……」

 そう語る谷口だが、本番のレースにはひそかな自信ものぞかせている。
「ウィッチャースとは昔からいい仲で、過去に何度もオファーをもらっていました。僕が乗るのは前のアルゼンチンで現地のドライバーが勝っているマシンだし、鈴鹿では7位という成績も残しています。それに以前にインディペンデントクラスを獲っているので、今回はひそかにふたつ目の(ヨコハマ)トロフィーを獲りたいなと」

 谷口が乗るBMWは、彼が得意としているFFではなくシリーズ唯一のFR(後輪駆動)マシンだが、それでも谷口は不安を感じていないようだ。
「これまではFFばかりで走ってきたけど、去年からはスーパー耐久でZ(ENDLESS・ADVAN・380RS-C)やポルシェ(ENDLESS・ADVAN・PORSCHE)を走らせて徐々に慣れてきています。だからFRでもいけるんじゃないかと思っていますよ(笑)」と終始余裕のコメントを残してくれた。

 BMWで谷口がどんな暴れっぷりを見せるのか今から楽しみなところ。目前に迫ったWTCC世界ツーリングカー選手権日本ラウンドは予選が9月21日、2レース制の決勝は22日(日)に行われる。


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