2日、ツインリンクもてぎでホンダのWTCCテストが行われ、今年の鈴鹿にホンダからスポット参戦を予定している伊沢拓也がシビックWTCCを走らせた。

 ホンダは、今月21日に開幕するホームレースの鈴鹿に向けて、もてぎでプライベートテストを実施。ドライバーには、日本のスーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍する伊沢を招集した。伊沢は、本番の鈴鹿でワークスのホンダ・チームJASからスポット参戦することが決まっている。

 この日、伊沢が走らせたのは、イタリア・ミラノから運び込まれた2012年仕様のマシンで、およそ1年ぶりに火が入れられたもの。カラーリングも今季のカストロールカラーではなく昨年仕様のままだ。ただ、車体とエンジンには今季のセットアップデータが反映されており、オペレーションもJASのテストチームが担当した。

 伊沢は、この日ドライブしたシビックWTCCの感触について、「昨年(のポルトガルテストで)はまだクルマがテスト段階。いろんな部分が改良されてるのを乗った瞬間に感じた。ポルトガルのサーキットともてぎは路面の状況も違うけれど、クルマはすごくスムーズ」とコメント。

「(スーパー)GTでも大人しく走ってるつもりはないですし、このシリーズはねじ込んでもいいというなら、そうだし、やられる場合もあるでしょうから。気をつけて走ります。わざと当てにいく必要もないでしょうし」

 また、伊沢のテストを見守った堀内大資プロジェクトリーダーも次のように語っている。
「目的は鈴鹿に向けて、この昨年のマシンをシステム含めてすべて確認する、ということ」
「それと、日本人ドライバーである伊沢選手の完熟走行。1年ぶりに引っぱりだしたクルマなので、車体の合わせ立て付けから、非常に不格好なところもありますけど、エンジンも1年ぶりに回して。まだ確認すべきところは多いけど、きょうのところは無難に走れた」

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