JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPは24日、『グッドスマイル・レジェンドカップ』の予選が行われ、谷口信輝とペアを組む片山右京が予選トップタイムをマークしたものの、お決まりの(!?)ペナルティでグリッド降格に。TEAM BRIDEの黒澤琢弥/吉本明組がポールポジションを獲得した。
日本のレース史を飾ってきた名ドライバーたちがバトルを繰り広げることでJAF GPの人気イベントとなっているこのレジェンドカップ。今年は、GAZOO Racing 86/BRZ Raceのトヨタ86/スバルBRZが使用され、レジェンドドライバーたちは86/BRZ Race参戦ドライバーらとペアを組んで戦うというスタイルになっている。
JAF GP最終日の朝一番、7時45分から40分間で行われた走行は、予選と練習走行を兼ねたセッション。両ドライバーとも走行する必要があるが、ここでレジェンドドライバーが記録したタイムで決勝のグリッドが決まることとなる。
セッション開始とともに、まずは各マシンにレジェンドドライバーが乗り込んでコースイン。大きなトラブルなく走行が重ねられ、黒澤琢弥や中嶋悟、鈴木亜久里らがタイムシート上位に名を連ねていく。
そんな中、セッション折り返しとなったタイミングで右京が2分7秒211のトップタイムをマーク。その後はレジェンドドライバーらのトップタイムが更新されることはなくセッション終了となり、片山/谷口組がポールポジションを獲得するかに思われた。
ただその後、高橋国光/山野直也組、片山/谷口組、岡田秀樹/黒岩唯一組に「ありえない最高速をたたき出した為、グリッド降格とした!!!」との裁定が下り、3台はグリッド最後方に後退。これにより黒澤/吉本組がポールポジションを獲得することになった。
ペアドライバーらによる走行では、鈴木亜久里と組む大西隆生がタイムシートをリード。ただ、残り5分というところで谷口信輝が2分6秒964をマークしてトップに。総合のタイムでも谷口が首位につけた。
10周で争われるレジェンドカップの決勝レースは11時25分から開始される予定だ。