30日、神奈川県横浜市のアップガレージ本社で、スーパーGT、スーパー耐久などで活躍する片岡龍也のD1ストリートリーガル参戦発表が行われた。片岡はAE86ターボを駆り、初のドリフト競技に参加することになる。

 2月27日にリニューアルオープンしたばかりのアップガレージ本社で行われたこの参戦発表会には、片岡、そしてレーシングプロジェクトバンドウの坂東正敬代表、そしてアップガレージの石田誠社長が出席した。

 これまで片岡はレーシングカートからフォーミュラというステップアップを果たしてきたドライバーだが、今回のD1ストリートリーガル参戦は決して“お遊び”ではなく、かなり「本気」だという。

「織戸(学)選手、谷口(信輝)選手に続くようなドライバーが、実はなかなかいない。ドリフトからレースに引き入れることも何度か試したけど、そうそううまくいかないのが現状。そこで、逆のパターンとしてフォーミュラ上がりのドライバーをD1に参戦させて、新しい道を切り拓きたかった」と坂東代表。

 片岡は「簡単に勝てるなんてことは思っていない」と初のD1挑戦について語るが、現在スーパーGTのチームメイトである織戸にもレクチャーを受けるなど、「吸収がメッチャ早い(坂東代表)」と目下“滑り”を鍛えている最中。レーシングドライバーにとっては基本的にNGなリヤを滑らせるというドライビングをトライしたところ、片岡自身のテクニックにもさらに幅が生まれているという。

 レーシングプロジェクトバンドウで車両製作中のAE86ターボは、現在細部を煮詰めている段階。片岡のマシンは、D1GPの日比野哲也と同様、アップガレージがサポートする。「ふたりの理念に共感した」とアップガレージの石田社長。

 レーシングドライバーの本気のD1挑戦だけに注目が集まるところだが、片岡は走り以外に「織戸さんは、走り以外にもちゃんとした“キャラ”がある。ドリフトではそういう魅せる部分も大事なので、自分のD1での方向性がちょっと悩みの種(笑)」という新たなチャレンジにも挑む。片岡が備北ハイランドサーキットで行われる開幕戦で、どんな“パフォーマンス”をみせてくれるだろうか……!?

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