4月25~28日に行われる2019年のWRC世界ラリー選手権第5戦アルゼンチンに向けて、参戦するドライバーたちが意気込みを語った。
南米大陸のアルゼンチンを舞台に争われるラリー・アルゼンティーナは、軟らかな路面の高速ステージや、石や岩が点在する山岳地帯の中速ステージなど、バラエティ豊かな路面が待ち受けるグラベル(未舗装)イベントだ。
特に軟らかなステージでは、マシンが通過するごとにわだちが深くなるため、2度目の走行では車高を上げるといった対応が求められる。SSにはジャンピングスポットや川渡り(ウォータースプラッシュ)なども多く設定されている。
大会は4月25日(木)の現地10時(日本時間22時)ごろにシェイクダウンが行われて走行がスタート。同日19時8分(日本時間26日7時8分)にビジャ・カルロス・パスの市街地でSS1が行われて開幕する。
競技2日目の26日(金)はSS2~8までの7SS、27日(土)もSS9~15までの7SSが行われる。
最終日となる28日(日)はSS15~18の3SSで争われる。このうちステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージは現地12時18分(日本時間29日0時18分)にスタートするSS18に設定された。
シリーズ最上位クラスを戦う4チームのうち、シトロエンとMスポーツ・フォードが2台体制で参戦。TOYOTA GAZOO Racing WRTとヒュンダイは3台体制で臨む。
このうち4名のドライバーをローテーションさせているヒュンダイ陣営は、ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、アンドレアス・ミケルセンの3名にヒュンダイi20クーペWRCを託す。
そのほか、下位クラスにあたるWRC2プロにはマッズ・オストベルク(シトロエンC3 R5)が参戦するほか、WRC2には勝田貴元(フォード・フィエスタR5)も名を連ねている。