ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.12.31 12:20
更新日: 2022.12.31 12:22

【2022年動画ランキング/WRCハイライト】第1位:母国ラリーの重圧のなか勝田貴元が表彰台獲得


 2022年も残すところあと1日となりました。しかし、WRC世界ラリー選手権は来月2023年1月から、早くも新たなシーズンの開幕を迎えます。そこで短いオフの間に、2022年シーズンの戦いを各イベントのダイジェスト動画で振り返っていきたいと思います。順番は年間13戦のアクセスランキング下位から上位に向かうカウントダウン式。最終回は第1位の発表です。

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■1位:最終戦ラリージャパン

 2022年シーズンの各ラウンドをハイライト動画で振り返ってきた本企画も今回で最後となりました。第1位としてラストを飾るのは、記憶に新しい第13戦フォーラムエイト・ラリージャパン2022です。

 11月10日(木)の競技初日に行われたSS1でのステージキャンセル(赤旗終了)に始まり翌日のデイ2、そしてデイ3でもステージキャンセルが発生するなど、さまざまなアクシデントが発生したラリージャパン。中でも11日(金)に発生してしまったダニ・ソルド車(ヒョンデi20 Nラリー1)の車両火災と、一般車両のコース侵入というふたつ事件のインパクトは非常に強いものでした。

 一方、日本のファンにとってはうれしい出来事も。優勝したティエリー・ヌービル選手と2位オット・タナク選手(ともにヒョンデi20 Nラリー1)に続き、トヨタGRヤリス・ラリー1を駆る勝田貴元選手がシーズン2度目となる3位表彰台を獲得したのです。地元愛知県で行われた初の母国ラリーとあって、のしかかるプレッシャーは計り知れないものだったと思いますが、それを見事に跳ね除けてのポディウムフィニッシュ達成。この結果に多くの人々が歓喜したものと思います。

 そんな勝田選手は来季2023年、既報のとおりサテライトチームからワークスチームに昇格することが決定。TOYOTA GAZOO Racing WRTのサードカーを“8冠王者”セバスチャン・オジエ選手とシェアするかたちでシーズンを戦っていくことがアナウンスされています。いままで以上に結果を求められる立場となりますが、その中でこれまでの経験を活かし、より成長した姿を見せてくれることを期待したいところです。

●2022年WRC第13戦ラリージャパンまとめ

■The Final Victory of 2022! | Rally Review of WRC FORUM8 Rally Japan 2022

2022年WRC第13戦ラリージャパンの暫定表彰式
2022年WRC第13戦ラリージャパンの暫定表彰式


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